問題
電気設備の単相・三相および電圧の種類に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
キーボード:1〜4で選択・Enterで次へ
答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
マンションで使う電気は主に単相(一般コンセント用:100V・200V)と三相(業務用モーター・エレベーター・ポンプ用)があります。エレベーターや給水ポンプは三相3線式200Vで動いていることが多いです(イ:正)。電力の周波数は東日本が50Hz、西日本が60Hzで、全国一律ではありません(エ:誤)。交流では低圧は600V以下、高圧は600Vを超え7,000V以下です(ウの記述は誤り)。住戸でも単相3線式で引き込めば100Vと200Vの両方を使えるので、アの「200V仕様の機器は使用できない」は誤りです。よって正答はイです。
電気設備の基礎知識を整理します。単相と三相:①単相2線式100V:一般コンセント・照明用。②単相3線式100V/200V:3本の電線で100Vと200Vの両方を取り出せる方式で、エアコン・IHクッキングヒーター・電気温水器等の200V機器にも対応できます。現在の住宅では単相3線式で引き込むのが一般的で、アの「単相2線式100Vしか引き込めず200V機器は使用できない」は誤りです。③三相3線式200V:主に動力用(モーター類)。マンションのエレベーター・給水ポンプ・排水ポンプ等の動力設備に使用されます(イ:正)。電圧区分(ウ):電気設備に関する技術基準を定める省令2条1項により、交流では低圧は600V以下、高圧は600Vを超え7,000V以下、特別高圧は7,000V超です。ウの「低圧=6,600V以下」「高圧=100V〜600V」は誤りです。周波数(エ):東日本は50Hz、西日本は60Hzで、全国一律ではありません(エ:誤)。
単相・三相の区別はマンション設備管理の実務で毎日関わる知識です。エレベーター・給水ポンプ・排水ポンプは三相3線式200V(動力系統)で動作しており、これらの設備の点検・修繕時は動力回路(共用動力分電盤)への対応が必要です。住戸内の設備改修(IHクッキングヒーター設置等)で200V回路の追加工事を行う場合、電力容量の確認と分電盤の改造が必要で、管理規約の工事届出手続きが求められます。東日本・西日本の周波数の違い(50Hz/60Hz)は電気機器の設計に影響します。周波数50Hz対応の機器を60Hz地域で使用すると(またはその逆)、モーターの回転数が変わり機器の性能・発熱に影響します。現代の家電製品の多くは50/60Hz共用ですが、古い機器では注意が必要です。管業試験では「低圧(交流600V以下)・高圧(交流600V超〜7,000V以下)の定義」「三相動力の用途(エレベーター・ポンプ)」「東日本50Hz・西日本60Hz」「高圧一括受電の6,600V」の各数値が頻出です。管理業者として受変電設備・動力設備の保安点検報告の内容を理解して管理組合に適切な報告ができる知識が実務上不可欠です。
- 電気設備に関する技術基準を定める省令第2条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

