管業 建築・設備 問37:電気・ガス・昇降機
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10)
電気設備の単相・三相および電圧の種類に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ア一般住宅・マンション各戸で使用される電気は単相2線式100Vが基本であり、エアコン・IHクッキングヒーター・200V仕様の機器には単相3線式200Vが使用される。
- イ三相3線式200Vは家庭用コンセントには使用されず、主に工場の大型電動機(モーター)に使用されるが、マンションのエレベーター・給水ポンプにも使用されることがある。正答
- ウ低圧受電とは6,600V以下の電圧で受電することを指し、高圧受電とは100V〜600Vで受電することを指す。
- エ電力会社から供給される電気の周波数は、全国一律60Hzであり、東日本・西日本の違いはない。
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マンションで使う電気は主に単相(一般コンセント用:100V・200V)と三相(業務用モーター・エレベーター・ポンプ用)があります。エレベーターや給水ポンプは三相3線式200Vで動いていることが多いです(イ:正)。電力の周波数は東日本が50Hz、西日本が60Hzで、全国一律ではありません(エ:誤)。低圧は600V以下、高圧は600Vを超え7,000V以下です(ウの記述は逆で誤り)。よって正答はイです。
電気設備の基礎知識を整理します。単相と三相:①単相2線式100V:一般コンセント・照明用(ア前半:正)。②単相3線式200V(+100V):エアコン・IHクッキングヒーター・電気温水器等の大型家電用(ア後半:正)。アは概ね正しい記述ですが、選択肢として全体の正確性を比較するとイがより明確に正確です。③三相3線式200V:主に動力用(モーター類)。マンションのエレベーター・給水ポンプ・排水ポンプ・換気ファン等の動力設備に使用されます(イ:正)。電圧区分(ウ):低圧は600V以下、高圧は600Vを超え7,000V以下、特別高圧は7,000V超(電気事業法の区分)。ウの「低圧=6,600V以下」は誤りで、正しくは低圧=600V以下です。周波数(エ):東日本(東北・関東等)は50Hz、西日本(北陸・関西・中国・四国・九州等)は60Hz。静岡県・長野県の一部が境界です(エ:誤)。アとイを比較すると、アには若干の簡略化があり、イの方が正確です。
単相・三相の区別はマンション設備管理の実務で毎日関わる知識です。エレベーター・給水ポンプ・排水ポンプは三相3線式200V(動力系統)で動作しており、これらの設備の点検・修繕時は動力回路(共用動力分電盤)への対応が必要です。住戸内の設備改修(IHクッキングヒーター設置等)で200V回路の追加工事を行う場合、電力容量の確認と分電盤の改造が必要で、管理規約の工事届出手続きが求められます。東日本・西日本の周波数の違い(50Hz/60Hz)は電気機器の設計に影響します。周波数50Hz対応の機器を60Hz地域で使用すると(またはその逆)、モーターの回転数が変わり機器の性能・発熱に影響します。現代の家電製品の多くは50/60Hz共用ですが、古い機器では注意が必要です。管業試験では「低圧(600V以下)・高圧(600V超〜7,000V以下)の定義」「三相動力の用途(エレベーター・ポンプ)」「東日本50Hz・西日本60Hz」「高圧一括受電の6,600V」の各数値が頻出です。管理業者として受変電設備・動力設備の保安点検報告の内容を理解して管理組合に適切な報告ができる知識が実務上不可欠です。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。