建築・設備39電気・ガス・昇降機

管業 建築・設備 問39:電気・ガス・昇降機

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

マンションのガス供給設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 都市ガスとプロパンガス(LPガス)は、供給圧力・発熱量・燃焼特性が同一であるため、都市ガス仕様のガス機器をプロパンガスでもそのまま使用できる。
  • LPガス(プロパンガス)は空気より重い(比重約1.5〜2)ため、漏洩した場合に床面近くに滞留し引火・爆発の危険がある。正答
  • 集合住宅(マンション)への都市ガスの供給において、ガスメーターは各住戸の専有部分内に設置されることが一般的であり、管理組合の管理対象外である。
  • マイコンメーター(ガスのマイコン式ガスメーター)は、ガスの使用量を計測する機能のみを持ち、地震・ガス漏れ時の自動遮断機能は備えていない。
正答:LPガス(プロパンガス)は空気より重い(比重約1.5〜2)ため、漏洩した場合に床面近くに滞留し引火・爆発の危険がある。

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LPガス(プロパンガス)は空気より重い(比重約1.5〜2)のが特徴で、漏れると床の低い部分に溜まります。都市ガス(主にメタン)は空気より軽い(比重0.6程度)ので上に広がります。この違いから、ガス漏れ警報器の設置位置が異なります(LPガスは床面近く・都市ガスは天井付近)。イの「LPガスが床面近くに滞留」は正確です。アの「都市ガスとLPガスは同一特性」は誤りで、互換性はありません。よって正答はイです。

標準試験対策の基準レベル

ガス供給の基礎知識を整理します。①都市ガスとLPガスの違い(ア):発熱量・供給圧力・ガスの組成が異なるため(都市ガス13A:発熱量46MJ/m³程度、LPガス:101MJ/m³程度)、機器の互換性はなく、都市ガス機器をLPガスで使用することは危険です(ア:誤)。②LPガスの特性(イ):LPガス(プロパン・ブタン混合)の比重は空気比1.5〜2程度で重く、床面に滞留します(イ:正)。ガス漏れ警報器はLPガスで床面から30cm以内、都市ガスで天井から30cm以内の設置が推奨されます。③ガスメーターの管理区分(ウ):マンションのガスメーターは、多くの場合、共用廊下・パイプシャフト等の共用部分(または専用使用部分)に設置されており、管理組合の管理に関わります(ウの「専有部分内・管理組合の管理対象外」は一般論として不正確)。④マイコンメーター(エ):ガスの流量測定に加えて、震度5相当以上の地震感知(SI値センサー)・異常流量・圧力低下等でガスを自動遮断する安全機能を備えています(エの「遮断機能なし」は誤り)。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

ガス設備の管理は安全性の観点から管業試験で毎年出題される重要科目です。都市ガスとLPガスの法的規制が異なります。都市ガス:ガス事業法(ガス事業者が保安責任)。LPガス:液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律(LPガス法)。LPガス法では小売販売業者に保安点検(4年に1回)・容器点検・緊急時対応等の義務を課しています。集合住宅でのLPガス供給では、「集中ガス供給設備(バルク貯槽または複数のLPガスボンベを共用)」方式が採用されるケースが多く、設備の設置・保守管理はLPガス販売業者が担います。マイコンメーターの自動遮断機能は地震発生直後に重要です。震度5弱〜強相当の揺れを感知するとガス供給を自動遮断します。ガスの復旧手順(メーターのリセットボタン操作)の周知は管理業者の入居者サービスとして重要です。管業試験では「LPガスの比重(重い・床面滞留)・都市ガスの比重(軽い・天井側)」「マイコンメーターの自動遮断機能(地震・異常流量)」「ガス漏れ警報器の設置位置の違い」が頻出の数値・特性です。なお2022年以降、国土交通省はマンションの防災マニュアルにガス遮断後の復旧手順と入居者周知を標準項目として盛り込むよう推奨しており、管理業者がマイコンメーターリセット手順を管理委託契約の付帯サービスとして案内する実務が広がっています。管業試験の上位資格である総合マンション管理士試験(マンション管理士)でも、LPガス法上の保安点検義務と管理組合への情報提供義務が出題実績があるため、LPガス法の基本構造(小売販売業者の義務・供給設備の調査点検)を関連知識として押さえておくと実力が一段上がります。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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