問題
マンションのガス供給設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
LPガス(プロパンガス)は空気より重い(比重約1.5〜2)のが特徴で、漏れると床の低い部分に溜まります。都市ガス(主にメタン)は空気より軽い(比重0.6程度)ので上に広がります。この違いから、ガス漏れ警報器の設置位置が異なります(LPガスは床面近く・都市ガスは天井付近)。エの「LPガスが床面近くに滞留」は正確です。アの「都市ガスとLPガスは同一特性」は誤りで、互換性はありません。よって正答はエです。
ガス供給の基礎知識を整理します。①都市ガスとLPガスの違い(ア):発熱量・供給圧力・ガスの組成が異なるため(LPガスの方が単位体積当たりの発熱量が大きい)、機器の互換性はなく、都市ガス機器をLPガスで使用することは危険です(ア:誤)。②LPガスの特性(エ):LPガス(プロパン・ブタン混合)の比重は空気比1.5〜2程度で重く、床面に滞留します(エ:正)。そのためガス漏れ警報器は、LPガスでは床面近くに、空気より軽い都市ガスでは天井近くに設置します。③ガスメーターの管理区分(ウ):マンションのガスメーターは、多くの場合、共用廊下・パイプシャフト等の共用部分(または専用使用部分)に設置されており、管理組合の管理に関わります(ウの「専有部分内に設置されるのが一般的で管理組合の管理対象外」は誤り)。④マイコンメーター(イ):ガスの流量測定に加えて、一定以上の揺れの感知・異常な流量・圧力低下等を検知してガスを自動遮断する安全機能を備えています(イの「遮断機能なし」は誤り)。
ガス設備の管理は安全性の観点から管業試験で毎年出題される重要科目です。都市ガスとLPガスの法的規制が異なります。都市ガス:ガス事業法(ガス事業者が保安責任)。LPガス:液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律(LPガス法)。LPガス法では、LPガス販売事業者に供給設備の点検や消費設備の調査などの保安業務を課しています。集合住宅でのLPガス供給では、バルク貯槽や複数の容器をまとめた集中供給設備が用いられることがあり、設備の保守管理は販売事業者が担います。マイコンメーターの自動遮断機能は地震発生直後に重要で、一定以上の揺れを感知するとガス供給を自動遮断します。ガスの復旧手順(メーターのリセットボタン操作)の周知は管理業者の入居者サービスとして重要です。管業試験では「LPガスの比重(重い・床面滞留)・都市ガスの比重(軽い・天井側)」「マイコンメーターの自動遮断機能(地震・異常流量)」「ガス漏れ警報器の設置位置の違い」が頻出の数値・特性です。地震後のガスの復旧手順(マイコンメーターの復帰操作)を入居者に周知しておくことも、管理業者の実務として役立ちます。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

