管業 建築・設備 問43:電気・ガス・昇降機
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10)
マンションの通信設備・インターネット設備の管理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- アマンション全体に光ファイバーを導入する共用インターネット設備の設置は、区分所有法の規定により、全区分所有者の同意がなければ工事を実施できない。
- イマンション全体でインターネット接続サービスを導入する場合の費用は、管理規約の定めに応じて管理費または修繕積立金のいずれから支出することも可能であるが、費用の性格は設備更新(修繕積立金)ではなくサービス費用(管理費)として扱うことが多い。正答
- ウマンション内に設置されたCATV(ケーブルテレビ)設備は、各住戸の専有部分の設備に分類されるため、その維持管理は各区分所有者の責任で行う。
- エテレビ共聴設備(地上デジタル放送対応アンテナ・分配器等)は、各住戸に独立して設置されており、管理組合による一括管理は行われない。
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マンションのインターネット設備(光ファイバー・共用LAN)を導入する際の費用は、一般的にサービス費用として管理費から支出されますが、設備の設置工事費は修繕積立金から支出する場合もあります(イ:正)。テレビ共聴設備やCATV設備は共用部分に設置された共用設備であり、管理組合が管理します(ウ・エともに誤り)。よって正答はイです。
通信設備の管理区分を整理します。テレビ共聴設備(アンテナ・増幅器・分配器・分岐器):建物屋上や共用部分に設置された共用設備として管理組合が管理します(エの「各住戸に独立して設置」は誤り)。CATV設備:ケーブルテレビの幹線・分配設備は共用部分として管理組合の管理対象(ウの「専有部分」は誤り)。光ファイバー導入(ア):共用インターネット設備の新設は「共用部分の変更」に当たりますが、「形状または効用の著しい変更を伴わないもの」として管理規約で普通決議(過半数)での実施が認められる場合があります(アの「全員同意」は過度な要件で誤り)。費用の会計処理(イ):インターネット設備の導入費用(初期設置)は修繕積立金または管理費で対応でき、月額のサービス利用料は管理費からの支出が通常です(イ:正)。
インターネット・ICT設備は近年の管業試験で出題頻度が上がっています。マンション全体への光インターネット導入は、区分所有者全体の生活利便性向上・資産価値維持の観点から管理組合が積極的に検討するケースが増えています。2021年の「マンション管理の適正化の推進を図るための基本的な方針」(改正マンション管理適正化法)では、ICT活用(総会・理事会のオンライン開催・書類の電磁的方法による提供)が推進されており、マンション管理業界全体のデジタル化が進行しています。光インターネット導入の共用設備工事費の決議要件は、設備の性質(新設か更新か)・工事規模・管理規約の定めによって異なります。「既存テレビ共聴設備の更新に合わせてインターネット用光ファイバーを追加」という場合は修繕に準じた扱いで過半数決議とされるケースもあります。また5G対応アンテナ・スマートロック(IoT鍵管理)・宅配ボックスのIoT化など、マンションの通信設備は急速に高度化しており、これらの設備の長期修繕計画への組み込みが管理業者の新たな提案事項となっています。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。