建築・設備56大規模修繕・長期修繕計画

管業 建築・設備 問56:大規模修繕・長期修繕計画

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

マンションの大規模修繕工事に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 大規模修繕工事の主要項目である「外壁補修・塗装」「屋上防水」「鉄部塗装」の修繕周期はいずれも同一であり、一般的に10年ごとに実施することが標準とされている。
  • 国土交通省の長期修繕計画作成ガイドラインでは、大規模修繕工事の主要な修繕周期の目安として「12年」が示されており、これは第1回目の大規模修繕工事の時期の目安でもある。正答
  • 大規模修繕工事における足場仮設(外部足場)は、外壁補修・塗装・防水工事の際に必要になるが、大規模修繕以外でも常時仮設されている設備である。
  • 大規模修繕工事費用は、修繕積立金から支出することが建物区分所有法で義務付けられており、一時金(特別徴収)や借入れによる工事は法律上禁止されている。
正答:国土交通省の長期修繕計画作成ガイドラインでは、大規模修繕工事の主要な修繕周期の目安として「12年」が示されており、これは第1回目の大規模修繕工事の時期の目安でもある。

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大規模修繕工事の目安周期として「12年」が国土交通省のガイドラインに示されています(イ:正)。外壁補修・屋上防水・鉄部塗装の周期は12〜15年とされており「すべて同一・10年ごと」とは言えません(アの「すべて同一・10年ごと」は不正確)。足場は大規模修繕工事時に設置されるもので常時ではありません(ウ:誤)。よって正答はイです。

標準試験対策の基準レベル

大規模修繕工事の制度と周期を整理します。修繕周期(イ):国土交通省の長期修繕計画作成ガイドラインでは標準的な修繕周期として外壁塗装・防水・鉄部塗装等の主要工事の周期として12年が示されています(イ:正)。各部位の修繕周期の目安:屋上防水(アスファルト)15〜20年・屋上防水(ウレタン)10〜15年・外壁(シーリング)10〜15年・外壁(タイル補修)10〜12年・鉄部塗装5〜7年(頻度は高め)・給水管(亜鉛メッキ鋼管)15〜25年。アの「すべて同一・10年ごと」は各部位で異なるため誤りです。足場仮設(ウ):外部足場は大規模修繕工事の際に都度設置され、常時設置ではありません(ウ:誤)。足場設置費は大規模修繕工事費の20〜30%を占める大きなコスト要因です。費用の支出方法(エ):修繕積立金が不足する場合の一時金徴収・金融機関からの借入れ(修繕工事ローン)は法律上禁止されていません(エ:誤)。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

大規模修繕工事の実施にあたって管理組合が直面する実務課題は多岐にわたります。①修繕委員会の設置:管理組合総会決議による修繕委員会(専門委員会)の設置→施工会社の選定(設計監理方式・責任施工方式)→見積もり比較→総会による工事承認。②設計監理方式:管理組合が設計事務所に設計・監理を委託し、施工会社と工事契約を結ぶ方式。透明性高・品質確保に有利。③責任施工方式:一社の施工会社が設計・施工を一括請負。コスト管理しやすいが発注者(管理組合)のチェックが必要。管理業者の管理委託業務の範囲は、大規模修繕工事の「企画・推進・実施」ではなく「管理組合への情報提供・支援」が原則です(工事の元請は管理業者ではなく管理組合が直接施工会社と契約)。2021年の国土交通省通知により、「管理業者が修繕工事を手配し報酬を得るインセンティブ問題(利益相反)」への注意喚起がなされています。管業試験では「大規模修繕の主要周期12年」「足場費の割合(工事費の20〜30%)」「設計監理方式と責任施工方式」「修繕積立金不足時の対応(一時金・借入)」が頻出です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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