建築・設備58大規模修繕・長期修繕計画

管業 建築・設備 問58:大規模修繕・長期修繕計画

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

外壁シーリング(コーキング)材の劣化と補修に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • シーリング材は、外壁の目地(タイル間・コンクリート接合部等)に充填してサッシ周辺の気密・水密性を保つ材料であり、主な劣化形態としてひび割れ・収縮・接着不良がある。正答
  • シーリング材の耐用年数は材料によらず一律5年であり、大規模修繕ごとに必ず全面更新する必要がある。
  • シーリング材の補修工法として「打ち替え工法」と「増し打ち工法」があるが、「増し打ち工法」(既存シーリングの上に新たなシーリングを施工)は、既存シーリングが接着不良・劣化が著しい場合でも採用することができる。
  • シーリング材には「1成分形」と「2成分形」があり、2成分形は現場で主剤と硬化剤を混合して施工するため精度が要求されるが、1成分形より高品質なシーリングが得られることが多い。
正答:シーリング材は、外壁の目地(タイル間・コンクリート接合部等)に充填してサッシ周辺の気密・水密性を保つ材料であり、主な劣化形態としてひび割れ・収縮・接着不良がある。

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シーリング材(コーキング)は外壁の隙間を埋めて雨水の侵入を防ぐ重要な材料です。主な劣化はひび割れ・収縮・接着不良です(ア:正)。シーリングの耐用年数は材料によって5〜15年程度と異なり「一律5年」ではありません(イ:誤)。増し打ち工法は既存が著しく劣化している場合には不適切で、打ち替えが必要です(ウ:誤)。よって正答はアです。

標準試験対策の基準レベル

シーリング材の種類・劣化・補修工法を整理します。種類(エ):①1成分形:そのまま使用できる缶入り・カートリッジ型(水分・酸素で硬化)。簡便だが品質は2成分形に劣る場合がある。②2成分形:主剤+硬化剤を現場混合。高品質・高耐久の製品が多い(エ:概ね正しい)。代表的なシーリング材の種類:シリコン系(高耐候性・汚染有り)・変成シリコン系(塗装可・汚染少)・ポリウレタン系(弾性大・UV劣化あり)・ポリサルファイド系(耐薬品性)。劣化形態(ア):ひび割れ(気温変化による伸縮疲労)・収縮(乾燥・経年)・接着不良(界面剥離)・弾性喪失(硬化)等(ア:正)。補修工法(ウ):①打ち替え工法:既存を撤去して新規施工。劣化が著しい場合・既存の接着不良時に必須。②増し打ち工法:既存の上に施工。既存が健全な場合・目地幅が狭い場合。劣化・接着不良の既存に増し打ちしても密着不十分(ウの「著しい劣化でも採用可」は誤り)。耐用年数(イ):材料・環境・施工品質によって5〜15年程度と異なる(イの「一律5年」は誤り)。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

シーリング材の選定と施工品質管理は大規模修繕工事の品質を左右します。シーリング材のプライマー(接着材)の選定・塗布量・養生時間が接着強度に大きく影響するため、施工監理が重要です。高層マンションでは風圧・地震時の変形量が大きいため、変形追従性の高い材料(目地幅に対して適切な硬さの材料)の選定が必要です。管理業者として大規模修繕工事の仕様書確認時に「シーリング材の種類・施工方法・保証期間」を確認し、管理組合への適切な説明ができることが重要です。シーリング材の保証期間:標準的な変成シリコン系・ポリウレタン系で5〜10年程度(施工会社の製品保証)。実際の耐用年数は立地・気候(紫外線・熱・降水量)によって異なります。大規模修繕工事での施工品質管理の観点からは、シーリング材施工の検査ポイントとして「目地幅・目地深さの設計値との整合(幅10mm・深さ5mm以上が標準)」「3面接着の回避(2面接着が原則・目地底にボンドブレーカーまたはバックアップ材を使用)」「オープンタイム管理(プライマー塗布後の適切な乾燥待ち)」があります。近年は高耐候性シーリング材(ウレタン系+アクリル系ハイブリッド等)が普及し、耐用年数15〜20年を謳う製品も登場しています。ドローンを使った外壁打診調査と組み合わせることでシーリングの劣化状況を効率的に把握し、大規模修繕計画に反映するDX手法も実用化されています。管業試験では「シーリングの主な劣化形態(ひび割れ・収縮・接着不良)」「打ち替えvs増し打ちの使い分け(劣化著しいは打ち替え必須)」「1成分形と2成分形の違い」「代表的な材料種類(シリコン・変成シリコン・ポリウレタン)」が出題されます。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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