問題
外壁シーリング(コーキング)材の劣化と補修に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
シーリング材(コーキング)は外壁の隙間を埋めて雨水の侵入を防ぐ重要な材料です。主な劣化はひび割れ・収縮・接着不良です(ア:正)。シーリングの耐用年数は材料・環境によって異なり「一律5年」ではありません(イ:誤)。増し打ち工法は既存が著しく劣化している場合には不適切で、打ち替えが必要です(ウ:誤)。2成分形は現場で主剤と硬化剤を混合して使うもので、エの「工場で混合済み・現場での混合不要」は誤りです。よって正答はアです。
シーリング材の種類・劣化・補修工法を整理します。種類(エ):①1成分形:そのまま使用できるカートリッジ型などで、空気中の水分等と反応して硬化する。②2成分形:主剤と硬化剤を現場で混合して使用するもので、混合比や混練の管理が必要(エの「工場で混合済みで現場での混合は不要」は誤り)。代表的なシーリング材の種類:シリコン系(高耐候性・汚染有り)・変成シリコン系(塗装可・汚染少)・ポリウレタン系(弾性大・UV劣化あり)・ポリサルファイド系(耐薬品性)。劣化形態(ア):ひび割れ(気温変化による伸縮疲労)・収縮(乾燥・経年)・接着不良(界面剥離)・弾性喪失(硬化)等(ア:正)。補修工法(ウ):①打ち替え工法:既存を撤去して新規施工。劣化が著しい場合・既存の接着不良時に必須。②増し打ち工法:既存の上に施工。既存が健全な場合・目地幅が狭い場合。劣化・接着不良の既存に増し打ちしても密着不十分(ウの「著しい劣化でも採用可」は誤り)。耐用年数(イ):材料・環境・施工品質によって異なります(イの「一律5年」は誤り)。長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改定)の修繕周期の例では、シーリングの打替えは12〜15年程度とされています。
シーリング材の選定と施工品質管理は大規模修繕工事の品質を左右します。シーリング材のプライマー(接着材)の選定・塗布量・養生時間が接着強度に大きく影響するため、施工監理が重要です。高層マンションでは風圧・地震時の変形量が大きいため、変形追従性の高い材料(目地幅に対して適切な硬さの材料)の選定が必要です。管理業者として大規模修繕工事の仕様書確認時に「シーリング材の種類・施工方法・保証期間」を確認し、管理組合への適切な説明ができることが重要です。実際の耐用年数は立地・気候(紫外線・熱・降水量)によって異なります。大規模修繕工事での施工品質管理の観点からは、シーリング材施工の検査ポイントとして「目地幅・目地深さが設計どおりか」「動きのある目地(ワーキングジョイント)では3面接着を避けて2面接着とする(目地底にボンドブレーカー又はバックアップ材を使用)」「プライマー塗布後の適切なオープンタイムの管理」があります。管業試験では「シーリングの主な劣化形態(ひび割れ・収縮・接着不良)」「打ち替えvs増し打ちの使い分け(劣化著しいは打ち替え必須)」「1成分形と2成分形の違い」「代表的な材料種類(シリコン・変成シリコン・ポリウレタン)」が出題されます。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

