管業 建築・設備 問63:大規模修繕・長期修繕計画
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10)
国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(2021年改訂)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- アガイドラインに示された修繕積立金の目安額(1m²当たり月額)は、超高層マンション(20階以上)の方が低層マンション(5階以下)より低い水準で設定されている。
- イガイドラインは法的拘束力を持つ規定ではなく、あくまでも管理組合が修繕積立金の適切な水準を検討する際の参考情報であるが、管理計画認定制度の審査基準の一つとして参照される。正答
- ウガイドラインでは、機械式駐車設備を保有するマンションの修繕積立金の目安額は、機械式駐車設備を保有しないマンションと同額とされている。
- エ修繕積立金の月額が1m²当たり200円を超える場合は、ガイドラインによれば「過大な積立」とみなされ、管理組合は積立金額を引き下げることが求められる。
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修繕積立金ガイドラインは法的義務ではなく参考基準ですが、管理計画認定制度の参考資料として位置付けられています(イ:正)。超高層マンションは低層より修繕費が多くかかるため目安額は高くなります(アの「超高層が低い」は逆で誤り)。機械式駐車設備のあるマンションは追加の修繕費が必要なため目安額が高くなります(ウ:誤)。よって正答はイです。
修繕積立金ガイドラインの内容を整理します(2021年改訂版)。①ガイドラインの性格(イ):法令ではなく国土交通省が示す参考指針。管理組合の自主的な積立金設定の参考情報として活用されます。管理計画認定制度(マンション管理適正化法)の審査において適切な積立金設定の判断基準として参照されます(イ:正)。②修繕積立金の目安(ア):規模・高さ・設備によって異なり、一般的に高層・大規模・機械設備が多いほど目安額は高くなります。超高層(20階以上):約248〜308円/m²・月(目安)。5階以下の低層:約160〜200円/m²・月(目安)(アの「超高層が低い」は誤り)。③機械式駐車設備(ウ):機械式駐車設備の更新費用は大きいため、保有マンションの目安額は保有しないマンションより高く設定されています(ウ:誤)。④200円を超えると過大(エ):ガイドラインに「200円超は過大」という基準はなく、建物規模・設備によっては200円超でも適切な場合があります(エ:誤)。
修繕積立金ガイドラインは管業試験で毎年1〜2問出題される最重要資料です。2011年版から2021年版への主な改訂点は①計画期間を25年から30年以上に延長②地域・建物特性による目安額の幅を更新③機械式駐車設備の修繕費を別途考慮する旨を明示④管理計画認定制度との連携を追記。実際の修繕積立金の目安(2021年版・専有面積15〜30階・5,000〜10,000m²の例):機械式駐車場なし:218〜271円/m²・月程度。ガイドラインの数値は「30年計画・均等積立方式」を前提としており、実際のマンションでは計画期間・積立方式・建物規模・設備内容によって適正額が異なります。管業試験では「ガイドラインが法的拘束力を持たない参考資料」「管理計画認定制度での活用」「規模・高さ・設備による目安額の違い(超高層>低層・機械式駐車場あり>なし)」「均等積立方式を前提とした目安額」が頻出の論点です。管理業者として管理組合に「現在の積立額とガイドライン目安額の比較説明・増額提案」が重要業務の一つです。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。