建築・設備68維持保全・点検

管業 建築・設備 問68:維持保全・点検

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-10

マンションの省エネ性能向上・断熱改修に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 断熱改修(外断熱・内断熱等)は建物の省エネ性能を向上させるが、既存マンションへの適用は構造上不可能であり、断熱材の後付けは全国で禁止されている。
  • 外壁の外断熱改修(既存外壁に断熱材を後付けする方法)を行う場合、建物の外形寸法が変わるため建築基準法の確認申請が必要になることがある。正答
  • マンションの断熱改修では、各住戸の専有部分(窓サッシ・玄関扉の内側断熱等)の改修は管理組合の負担で実施し、共用部分(外壁断熱)の改修は各区分所有者が負担する。
  • 断熱性能を示す指標として熱貫流率(U値)があり、U値が大きいほど断熱性能が高い(熱が逃げにくい)ことを示す。
正答:外壁の外断熱改修(既存外壁に断熱材を後付けする方法)を行う場合、建物の外形寸法が変わるため建築基準法の確認申請が必要になることがある。

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断熱改修は既存マンションに後付けで行えます(アの「後付け禁止」は誤り)。外壁に断熱材を外側から貼る「外断熱改修」を行うと建物が少し大きくなるため、建蔽率・容積率の確認・場合によって確認申請が必要になることがあります(イ:正)。熱貫流率(U値)は小さいほど断熱性能が高いです(エの「U値が大きいほど高い」は逆で誤り)。よって正答はイです。

標準試験対策の基準レベル

省エネ・断熱改修の制度と技術を整理します。断熱改修の可否(ア):既存マンションへの断熱材後付けは技術的に可能であり禁止もされていません。外断熱工法(外壁外側への断熱材取付)・内断熱工法(室内側に断熱材を追加)・窓断熱(二重サッシ・Low-eガラスへの交換)等が採用されています(ア:誤)。外断熱改修と建築確認(イ):外壁外断熱改修で外壁が厚くなると建築面積・延べ面積が変化し、建蔽率・容積率に影響する場合があります。建築基準法上の「大規模の修繕・模様替え」に該当すれば確認申請が必要な場合があります(イ:正)。費用の管理区分(ウ):共用部分(外壁・屋上)の断熱改修は管理組合(修繕積立金)が負担。各住戸内の改修(専有部分)は原則として区分所有者が負担します(ウは逆の記述で誤り)。熱貫流率(U値)(エ):U値(W/m²K)は単位温度差あたりの熱の流れを示し、値が小さいほど熱が逃げにくく断熱性能が高い(エの「大きいほど高い」は誤り)。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

断熱改修は省エネ法・建築物省エネ法との関連で管業試験の重要テーマとなっています。2025年4月施行の建築物省エネ法(改正)では、原則すべての新築住宅・非住宅に省エネ基準への適合が義務化されますが、既存建物には直接の改修義務はありません。一方、国の補助制度(環境省・国土交通省)による断熱改修補助が充実しています。主な補助制度:「先進的窓リノベ2024事業」「子育てエコホーム支援事業」(窓断熱・外壁断熱に補助金)。マンション全体での断熱改修(集合住宅の省エネ一括改修)は、管理組合が主体となって共用部分(屋根断熱・外壁断熱・窓サッシ一括交換)を実施する「集合住宅型断熱改修」として補助対象になるケースがあります。窓断熱(二重サッシ化)はバルコニー側サッシの交換を管理組合で一括実施する形が結露対策・省エネの両面で効果的で、近年採用事例が増えています。管業試験では「外断熱改修と建築確認の関係」「熱貫流率U値(小さいほど断熱性高)」「断熱改修の費用負担区分(共用部分:管理組合・専有部分:区分所有者)」「断熱改修補助制度の存在」が出題されます。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-10)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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