管業
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

管業 民法・区分所有法 問10|代理・復代理

問題

管業 | 民法・区分所有法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

管理組合の理事長Aが、管理業務の一環として弁護士Bに法律事務を委任し、Bが弁護士CをさらにB自身の代理人として選任した(復代理)。この復代理に関する記述として、民法の規定によれば、最も適切なものはどれか。

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答え合わせ

正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

「復代理」とは、代理人がさらに別の人(復代理人)を立てることです。代理人が自分で選んで委任された場合(任意代理)は、本人の許諾またはやむを得ない事由がある場合にのみ復代理人を選任できます(民法104条)。法定代理人(法律上定められた代理人)は原則として自由に復代理人を選べます(105条)。復代理人の行為の効果は本人に直接帰属し、代理人Bの代理権は消滅しません。よって正答はアです。

復代理に関する規定は民法104条・105条・106条に定められています。任意代理人(本人の意思で選ばれた代理人)は104条により「本人の許諾を得たとき、又はやむを得ない事由があるときでなければ、復代理人を選任することができない」とされます。これは任意代理は本人と代理人の信頼関係を基礎とするためです。アはこの104条の要件を正確に示しており正答です。イは「効果がBに帰属」が誤りで、復代理人は、その権限内の行為について本人を代表し、その効果は直接本人(管理組合)に帰属します(106条1項)。ウは「Bにのみ責任を負う」が誤りで、復代理人は本人に対しても直接義務を負います(106条2項)。エは「Bの代理権が消滅」が誤りで、復代理人が選任されてもBの代理権は消滅しません(Bも引き続き代理権を有する)。よってアが正答です。

復代理の法的性質については、復代理人は代理人の代理人ではなく本人の代理人として行動することが民法106条1項の「復代理人は、その権限内の行為について、本人を代表する」から読み取れます(「代表」という文言は代理と同義に使われています)。任意代理における復代理の制限(104条)は、本人が特定の代理人の信頼性に基づいて代理権を授与した趣旨を尊重する制度設計です。これに対し法定代理人(未成年者の親権者、成年後見人等)は、105条により自己の責任で復代理人を選任することができ、やむを得ない事由があるときは、本人に対してその選任及び監督についての責任のみを負います。実務上は管理組合が管理会社や弁護士に業務委託する際、再委託(復代理に相当)の可否について契約書で明示的に定めておくことが重要です。管理委託契約書では、管理事務の一部を第三者に再委託できる場合と、その場合の管理会社の責任を定めるのが一般的で、民法上の復代理規定との関係を理解しておく必要があります。また任意代理人Bは、復代理人の行為による損害について、債務不履行の一般原則(415条)に従って責任を負いうる点も実務上の重要論点です。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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