管業
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

管業 民法・区分所有法 問33|債権譲渡

問題

管業 | 民法・区分所有法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

管理組合が区分所有者Aに対して有する管理費滞納の債権を、第三者Cに譲渡した場合の債権譲渡の対抗要件に関して、民法の規定によれば、最も適切なものはどれか。

キーボード:1〜4で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

「債権譲渡」とは、自分が持っている「お金をもらう権利(債権)」を他人に売ることです(民法466条)。Aに対抗(Cに払えと言う)するには「債権者から債務者への通知またはAの承諾」が必要です(467条1項)。さらに他の債権者などの第三者にも対抗するには、その通知又は承諾を「確定日付のある証書(内容証明郵便等)」ですることが必要です(同2項)。よって正答はアです。

債権譲渡の対抗要件は民法467条に規定されています。①債務者への対抗要件:譲渡人からの通知またはAの承諾(確定日付不要)。②第三者への対抗要件:確定日付ある証書(内容証明郵便等)による通知またはAの確定日付ある承諾。ウは「譲受人Cが通知すれば足りる」としていますが、467条1項の通知は譲渡人(管理組合)が行わなければ対抗要件とならず、譲受人Cが行う通知では効力が生じません(判例)ため誤りです。イは「Cの請求にAの承諾が必要」としていますが、譲渡人からの通知のみで対抗要件が成立し(467条1項)、Aの承諾なしにCは請求権を行使できるため誤りです。エは「合意のみで自動的に請求権取得」が誤りで、対抗要件(通知・承諾)を充たさなければAに対して債権者の地位を主張できません。アが467条2項の第三者対抗要件(確定日付ある証書)を正確に示しており正答です。

債権譲渡の対抗要件制度(民法467条)は、不動産の物権変動における登記制度に相当する機能を債権について果たします。法人がする金銭債権の譲渡については、動産・債権譲渡特例法による債権譲渡登記で第三者対抗要件を備えることもできますが、民法本体の対抗要件は2017年改正後も通知・承諾です。確定日付(民法施行法5条参照)は公正証書の日付、公証役場での確定日付の付与、内容証明郵便の日付等によって得られます。第三者への対抗要件の意義は、同一債権が重複して譲渡された場合(二重譲渡)に、先に確定日付ある通知がAに到達したほうが優先する(到達の先後で優劣を決する)ことにあります(467条2項の解釈・最判昭和49年3月7日)。2017年改正(2020年施行)では、旧468条1項の異議をとどめない承諾の制度が廃止されるなど重要な改正がありました。改正前は債務者が異議をとどめない承諾をすると抗弁を切断されましたが、改正後は債務者は譲渡人に対して生じた事由の対抗権を維持します(468条)。管理業務主任者試験では債権譲渡の対抗要件の二段階(債務者・第三者)の区別が頻出論点です。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

この問題の関連トピック

  • 債権譲渡
  • 頻出度B

関連する問題

ページの先頭へ