管業
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

管業 民法・区分所有法 問52|遺言・自筆証書遺言

問題

管業 | 民法・区分所有法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

マンション区分所有者Aが「自己の専有部分を長男Bに相続させる」旨の遺言を残した場合について、民法の規定によれば、最も適切なものはどれか。

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答え合わせ

正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

自筆証書遺言は、すべて自分で手書きして(日付・氏名も含む)押印することで成立します(民法968条)。2018年改正で、財産目録に限りパソコンや通帳コピーを添付することが認められるようになりました(968条2項)。ただし自筆証書遺言は原則として家庭裁判所での「検認(けんにん)」が必要です(ただし法務局保管の場合は不要)。よって正答はアです。

自筆証書遺言(968条)の要件は、①全文の自書(本文だけでなく全て手書き)、②日付の自書、③氏名の自書、④押印、の四点です。2018年改正で968条2項が加わり「財産の目録を添付する場合には、その目録については自書することを要しない(ただし各ページに署名押印が必要)」とされました。アがこの改正を正確に示しています。イは「検認不要」が誤りで、自筆証書遺言は執行前に家庭裁判所の検認(1004条1項)が必要です(ただし法務局の遺言書保管制度を利用した場合は検認不要・遺言書保管法11条)。ウは「他の相続人全員の同意が必要」が誤りで、「相続させる」旨の特定財産承継遺言により承継した不動産は、Bが単独で相続による所有権移転登記を申請できます(不動産登記法63条2項)。エは「他の相続人に対抗不可」が誤りで、公正証書・自筆証書の別で対抗力の有無は変わりません。正答はアです。

自筆証書遺言の方式(968条)は2018年改正で財産目録の非自書が認められ(自書しない目録は、その毎葉(両面に記載があるときは両面)に署名し、印を押さなければならない・同条2項)、2020年から法務局での保管制度(遺言書保管法)も始まりました。法務局保管の場合は家庭裁判所の検認が不要(遺言書保管法11条)であり、遺言書の偽造・改ざんリスクも軽減されます。公正証書遺言(969条)は公証人が作成するため方式の厳格性が高く、原本が公証役場に保管され、検認も不要(1004条2項)で偽造リスクが最低です。「相続させる」遺言(特定財産承継遺言・民法1014条2項)については、2018年の相続法改正で民法899条の2が新設され、相続による権利の承継は、遺産分割によるものかどうかにかかわらず、法定相続分を超える部分については登記等の対抗要件を備えなければ第三者に対抗できないとされました。つまりBが専有部分について相続登記をしなければ、法定相続分を超える部分を第三者に対抗できないことになります。マンション管理実務では、区分所有者の死亡後に遺言による相続人の特定・相続登記完了の確認が管理費請求先変更に必要であり、速やかな相続登記を促すとともに未相続期間中の管理費請求手続きを整備することが重要です。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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