管業
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

管業 民法・区分所有法 問75|区分所有法・書類の閲覧

問題

管業 | 民法・区分所有法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

マンションの区分所有者が管理組合の書類の閲覧を求める場合の権利について、区分所有法の規定によれば、最も適切なものはどれか。

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正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

規約は管理者が保管し(区分所有法33条1項)、利害関係人の請求があったときは、正当な理由がある場合を除いて閲覧を拒めません(33条2項)。集会の議事録にもこの規定が準用されます(42条5項)。管理者の自由な裁量で拒否することはできません。よって正答はアです。

区分所有法33条1項は「規約は、管理者が保管しなければならない」と定め、同条2項は「前項の規定により規約を保管する者は、利害関係人の請求があつたときは、正当な理由がある場合を除いて、規約の閲覧(電磁的記録で作成されているときは、その情報の内容を表示したものの保管場所における閲覧)を拒んではならない」と定めています。42条5項は議事録に33条を準用しています。アはこれらどおりで正しい記述です。イは誤りです。正当な理由がある場合を除き閲覧を拒めません(なお、会計帳簿の閲覧は区分所有法ではなく規約(標準管理規約64条1項)で定められています)。ウは誤りです。滞納中であることを理由に閲覧を拒否できるとする規定はありません。エは誤りです。閲覧請求できるのは「利害関係人」で、区分所有者に限られず、賃借人等も利害関係人に当たり得ます。正答はアです。

区分所有法上、保管・閲覧の規定があるのは、規約(33条)、集会の議事録(42条5項で33条を準用)、書面又は電磁的方法による決議に係る書面等(45条4項で33条を準用)です。規約の保管場所は建物内の見やすい場所に掲示しなければならず(33条4項)、電磁的記録で作成されている場合は、請求者の承諾を得て電磁的方法で提供することもできます(33条3項)。閲覧を拒める「正当な理由」は限定的に解されるべきもので、管理費を滞納しているといった事情は、それ自体では閲覧拒否の根拠規定になりません。会計帳簿・什器備品台帳等の帳票類や長期修繕計画書・設計図書・修繕履歴の閲覧は区分所有法ではなく規約の問題で、標準管理規約64条1項・2項は、理事長が作成・保管し、組合員又は利害関係人の理由を付した書面(又は電磁的方法)による請求があったときは閲覧させなければならないと定めています。総会議事録の閲覧も標準管理規約49条で定められ、コメント49条関係①は、「利害関係人」とは敷地・専有部分に対する担保権者、差押え債権者、賃借人、組合員からの媒介の依頼を受けた宅地建物取引業者等の法律上の利害関係がある者をいい、単に事実上利益や不利益を受ける者や親族関係にあるだけの者は対象とならないとしています。議事録には個人情報が含まれることも多く、閲覧に当たっては特定の個人が識別できないよう加工するなど適切な対応が必要です(コメント49条関係②)。以上から、正答はアです。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理業協会公表の出題範囲(管理業務主任者試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 マンション管理業協会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・標準管理委託契約書・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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