管理実務12管理実務

マン管 管理実務 問12:管理実務

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

大規模修繕工事完了後のアフターフォロー及び次回修繕計画への反映に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 大規模修繕工事完了後の保証期間は施工会社の保証書に定めた期間に限られ、保証期間終了後は管理組合が独自に定期点検を実施する義務はない。
  • 施工会社が提供した工事保証(通常5〜10年)は、管理組合が管理会社を変更した場合でも施工会社に対してそのまま行使できる。正答
  • 大規模修繕工事の竣工データ(工事内容・使用材料・費用)は次回長期修繕計画の見直しに活用できるが、国土交通省のガイドラインでは竣工後の保管義務期間は3年とされている。
  • 大規模修繕工事後に発覚した設計上の瑕疵(設計図書のミス)については、施工会社ではなく設計を行った設計事務所(建築士)が損害賠償責任を負い、施工会社は一切の責任を負わない。
正答:施工会社が提供した工事保証(通常5〜10年)は、管理組合が管理会社を変更した場合でも施工会社に対してそのまま行使できる。

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大規模修繕の保証書に書かれた保証は、管理会社が変わっても施工会社に対して使えます。保証の相手は施工会社なので、管理会社が交代しても保証内容は引き継がれます。イが正答です。

標準試験対策の基準レベル

工事保証は「管理組合(発注者)と施工会社(受注者)」間の契約上の権利義務であり、管理会社は代理人・委託先に過ぎません。したがって管理委託契約の相手先管理会社が変更されても、管理組合と施工会社の間の保証関係は影響を受けません。イが正答です。アは保証期間終了後も管理組合は区分所有法上の管理義務(同6条・18条)を負い、定期点検の「義務」が法律に明示されているかは別として、安全管理・劣化防止の観点から定期点検実施は推奨されます。「義務はない」と断定する点が誤りです。ウは竣工データの保管義務期間を「3年」とする規定は特段存在せず、実務では永続保管(特に竣工図・工事写真は次回修繕計画の根拠資料として永久保存)が推奨されます。誤り。エは設計上の瑕疵については設計事務所が責任を負いますが、施工会社も「設計図書通りに施工したか」の確認義務があり、明らかな設計ミスを認識しながら施工した場合は施工会社にも責任が及び得ます。「一切の責任を負わない」は誤り。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

大規模修繕後のアフターフォロー管理はマンションの資産価値維持と次回工事の適正化に直結します。保証管理の実務では、①保証書のコピーを管理組合・施工会社・設計事務所で保管し、②保証期限カレンダーを作成して期限到来前に定期点検(1年後・3年後・5年後等)を実施、③保証期間内の不具合発生時はただちに施工会社へ書面で通知(口頭のみでは後日「通知を受けていない」との争いになる)することが重要です。管理委託契約の変更と保証の関係について、保証書は管理組合と施工会社の間の権利義務を定めたものです。管理会社は保証の当事者ではなく「代理人・仲介者」に過ぎないため、管理会社変更は保証関係に影響しません。ただし実務上は新管理会社に保証書・竣工図を引き継ぐことが必要であり、管理委託契約書に「前管理会社から関係書類を引き継ぐ義務」を明記することが推奨されます。設計上の瑕疵と施工会社の責任について、判例(最高裁・下級審)は「施工会社は設計図書に従って施工する義務を負う一方、明らかな設計ミスや構造安全上の問題がある場合は設計図書の内容を施工会社として確認・指摘する義務がある」としており、施工会社が「設計図書通りに施工しただけ」として完全に免責される場面は限定的です。設計事務所と施工会社の連帯責任が認められた裁判例も存在します。竣工データの保管は長期修繕計画の精度向上に不可欠であり、国土交通省のマンション管理適正化指針は長期的な記録保管を推奨しています。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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