管理実務19管理実務

マン管 管理実務 問19:管理実務

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

修繕積立金の目的・使途制限に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 修繕積立金は管理費が不足した場合に充当することが認められており、管理組合の財政悪化を防ぐために理事会の判断で管理費口座に移し替えることができる。
  • 修繕積立金は、将来の大規模修繕に備えた資金であるため、管理組合の運営費(理事会・総会の開催費用・管理員の人件費等)への充当は認められない。正答
  • 修繕積立金を長期修繕計画に記載のない緊急工事(配管破裂等)に使用する場合は、必ず事前に臨時総会を開催して承認を得なければ使用できない。
  • 管理組合法人が修繕積立金を定期預金として運用する場合、元本が保証された金融機関の預金に限られるため、投資信託・債券等への運用は修繕積立金の性格上禁止されている。
正答:修繕積立金は、将来の大規模修繕に備えた資金であるため、管理組合の運営費(理事会・総会の開催費用・管理員の人件費等)への充当は認められない。

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修繕積立金は将来の修繕工事のために区分所有者が積み立てるお金です。管理費が足りないからといって修繕積立金を日々の運営費(管理員の給料・光熱費等)に使うことは認められません。イが正答です。

標準試験対策の基準レベル

修繕積立金の使途は標準管理規約28条1項に「①一定年数の経過後に計画的に行う修繕、②不測の事故等に備えた工事、③建物の敷地及び共用部分等の変更、④建替え・マンション敷地売却に係る調査・設計、⑤その他管理組合の業務を行うに必要な費用」に限定されており、管理費の補填(日常的運営費への充当)は含まれません(同条2項)。イが正答です。アは管理費口座への移し替えは目的外使用として禁止されており誤り。ウは緊急工事は理事会の緊急執行権限(標準管理規約52条・規約による授権)で対応できる場合があり、「必ず事前に臨時総会」は過剰要件です。誤り。エは修繕積立金の運用について標準管理規約64条コメントは「元本保証かつ流動性の高い預貯金等が適切」としており、投資信託等リスク資産への運用は慎重姿勢ですが、「法律上禁止」と断定する根拠は明確ではなく、誤り。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

修繕積立金の目的外使用は、マンション管理の財務秩序に関わる重要論点です。標準管理規約28条の使途区分は①大規模修繕・計画修繕、②不測事故対応工事(漏水・外壁崩落等)、③共用部分の変更(増改築・用途変更)、④建替え・敷地売却調査・設計費用、⑤長期修繕計画の作成・見直し費用を包括します。管理費との明確な区別は同規約25条・28条が明定しており、管理費は「日常的管理業務・設備維持・管理員費用・光熱費等」のランニングコストに充当します。修繕積立金から管理費へ「流用」することは、将来の修繕資金を減少させ区分所有者の共有財産を毀損する行為として禁止されています(同28条2項)。緊急工事への即時対応については、大規模な漏水・外壁崩落等の緊急事態では「事後総会承認」を条件に理事会が先行して修繕積立金を支出できると解されています(標準管理規約52条の理事会権限・緊急執行)。ただし軽微でない工事については総会報告・事後承認が必要です。修繕積立金の運用について、管理組合法人・権利能力なき社団いずれも修繕積立金は「区分所有者の共有財産」として適切に管理する義務があります。元本毀損リスクのある運用(株式・投資信託等)は「善管注意義務」の観点から慎重であるべきとされますが、安全性の高い国債・定期預金・MMF等については実務上許容する場合もあります(各管理組合の規約・総会決議による)。2024年改定ガイドラインは修繕積立金の健全な管理と適切な保全を改めて強調しています。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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