問題
マンション標準管理規約(単棟型)及び同コメントにおけるペット飼育の取扱いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
ペットを飼ってよいか・だめかという大事なルールは、使用細則ではなく「管理規約」で決めるべきだとされています。そのうえで、届出の方法などの細かい手続は使用細則に任せることができます。イが正答です。
標準管理規約18条は「対象物件の使用については、別に使用細則を定めるものとする」と定めていますが、同条関係コメント②は「犬、猫等のペットの飼育に関しては、それを認める、認めない等の規定は規約で定めるべき事項である。基本的な事項を規約で定め、手続等の細部の規定を使用細則等に委ねることは可能である」としています。イが正答です。アは同コメント①が、専有部分の使用に関するものは、その基本的な事項は規約で定めるべき事項であるとし、②がペット飼育の可否は規約で定めるべき事項としており誤り。ウは同コメント③の禁止する場合の規約の例が、身体障害者補助犬法に規定する身体障害者補助犬(盲導犬、介助犬及び聴導犬)を使用する場合は禁止の対象外としており誤り。エは同コメント③の容認する場合の規約の例が、苦情の申出があり改善勧告に従わない場合には、理事会は飼育禁止を含む措置をとることができるとしており誤り。
区分所有法30条1項は、建物又はその敷地若しくは附属施設の管理又は使用に関する区分所有者相互間の事項を規約で定めることができるとし、規約の設定・変更は31条1項により、区分所有者及び議決権の各過半数を有する者が出席した集会で、出席者及びその議決権の各4分の3以上の多数による決議が必要です(2026年4月1日施行の改正後)。これに対し標準管理規約では、使用細則の制定・変更は総会の決議事項(48条1号)ですが、特別決議(47条3項)の対象ではなく、普通決議(47条2項)で足ります。このように規約と使用細則では手続の重さが異なるため、標準管理規約18条関係コメントは、何を規約に置き、何を使用細則に委ねるかを整理しています。まず①は、使用細則で定めることが考えられる事項として、動物の飼育やピアノ等の演奏に関する事項等の専有部分の使用方法に関する規制や、駐車場・倉庫等の使用方法・使用料、置き配を認める際のルール、喫煙に関するルール等を挙げつつ、そのうち専有部分の使用に関するものは、その基本的な事項は規約で定めるべき事項であるとしています。次に②は、犬、猫等のペットの飼育について、認める、認めない等の規定は規約で定めるべき事項であり、基本的な事項を規約で定め、手続等の細部の規定を使用細則等に委ねることは可能であるとしています。さらに飼育を認める場合には、動物等の種類及び数等の限定、管理組合への届出又は登録等による飼育動物の把握、専有部分における飼育方法並びに共用部分の利用方法及びふん尿の処理等の飼育者の守るべき事項、飼育に起因する被害等に対する責任、違反者に対する措置等の規定を定める必要があるとしています。③は規約の例を示しており、禁止する場合の例では、区分所有者及び占有者は専有部分・共用部分の如何を問わず犬・猫等の動物を飼育してはならないとしつつ、専ら専有部分内で、かつ、かご・水槽等内のみで飼育する小鳥・観賞用魚類(金魚・熱帯魚等)等を使用細則に定める飼育方法により飼育する場合と、身体障害者補助犬(盲導犬、介助犬及び聴導犬)を使用する場合を除外しています。容認する場合の例では、飼育を希望する区分所有者及び占有者は使用細則及びペット飼育に関する細則を遵守しなければならないとし、苦情の申出があり改善勧告に従わない場合には、理事会は飼育禁止を含む措置をとることができるとしています。
- 建物の区分所有等に関する法律第30条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:国土交通省「マンション標準管理規約(単棟型)」(令和7年改正)18条及び同コメント第18条関係を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

