管理実務42管理実務

マン管 管理実務 問42:管理実務

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンション管理において、管理規約に明示的な定めがない新たな問題(宅配ボックス設置・電気自動車充電設備設置・管理組合公式SNSの運用等)が生じた場合の対応として、次の記述のうち最も適切なものはどれか。

  • 管理規約に定めがない事項は区分所有法の規定のみによって決せられるため、理事会が独自に対応することは越権行為となり、新たな設備設置等はすべて区分所有法17条の特別決議(4分の3以上)を必要とする。
  • 宅配ボックスを共用部分に設置する場合、共用部分の変更に当たるが「形状又は効用の著しい変更」にあたらないため普通決議で実施でき、使用細則を整備することが望ましい。正答
  • 電気自動車(EV)充電設備を駐車場に設置する際に電気代を一部利用者(EV利用者)に負担させる使用細則を設けることは、管理費の負担割合を変更することになるため必ず管理規約の改正(特別決議)が必要である。
  • 管理組合の公式SNS(SNSアカウント)の開設・運用は情報発信に過ぎないため、理事長の権限内で個人名義のアカウントを利用して運用することが推奨されており、管理組合として正式な決議は不要である。
正答:宅配ボックスを共用部分に設置する場合、共用部分の変更に当たるが「形状又は効用の著しい変更」にあたらないため普通決議で実施でき、使用細則を整備することが望ましい。

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宅配ボックスを共用部分(エントランス等)に設置する場合、形状・使い方を大きく変えるわけではないので、過半数の普通決議で決定できます。あわせて使用ルール(使用細則)を整備することが推奨されます。イが正答です。

標準試験対策の基準レベル

宅配ボックスの設置は共用部分の一部を変更するものですが、建物の形状・効用を「著しく変更」するものではなく、普通決議(区分所有法18条1項・各過半数)で実施できます。使用細則(利用ルール・料金・鍵の管理等)の整備が実務上推奨されます。イが正答です。アは「すべて特別決議」は誤りで、著しい変更でない工事や管理に関する事項は普通決議です。ウはEV充電設備の電気代実費を利用者負担とすることは、使用細則の設定(普通決議)で対応できる場合が多く、「必ず規約改正が必要」は誤りです(管理費全体の負担割合変更ではなく、付加的なサービス費用分担の問題)。エは管理組合名義でのSNS運用は理事会・総会の承認なく個人名義で行うことは問題があり、推奨されているとする根拠はありません。誤り。

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管理規約に定めのない新問題への対応は管理実務の創造性が問われる論点であり、近年の生活様式変化(EV・宅配・テレワーク等)を背景にマン管試験でも出題が増えています。宅配ボックス設置:共用部分(エントランス・廊下等)への設置は「共用部分の変更」(区分所有法17条)ですが、「形状・効用の著しい変更なし」として普通決議で実施可能です。費用は修繕積立金(設備追加)または管理費(維持費)から支出でき、設置費用の負担割合(全区分所有者按分)と利用ルール(専用使用料の有無・使い方)を使用細則で定めます。EV充電設備設置:駐車場への充電設備設置は普通決議で実施可能(著しい変更なし)ですが、電力契約(電気容量の増設)・電気代の負担(EV利用者のみ・全体按分等)・設備故障時の対応等を使用細則で整備します。電気代の実費負担は「管理費全体の按分変更」ではなく「使用サービスに対する実費請求」として使用細則(普通決議)で対応できます。SNS運用:管理組合の公式アカウントは「組織的な意思決定」が必要であり、理事会決議での運用方針策定・担当理事の決定・投稿内容の承認手続き等を定めることが推奨されます。個人名義での運用は責任の所在・個人情報漏洩リスク等の問題があります。これらの新問題に対処するための原則は「著しい変更か否かで決議要件を判断し、利用ルールは使用細則で整備する」という区分所有法の基本構造に従うことです。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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