管理実務9管理実務

マン管 管理実務 問9:管理実務

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

大規模修繕工事の資金調達に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 修繕積立金が不足する場合、管理組合は区分所有者に対して一時金を徴収することができるが、一時金の徴収には区分所有者及び議決権の各4分の3以上の特別決議が必要である。
  • 管理組合は金融機関から工事費用の融資を受けることができ、借入れの決議は区分所有法上は普通決議で足りる。正答
  • 管理費口座と修繕積立金口座は法律上は同一口座での管理も認められており、区分所有者への損害を防ぐために同一口座で一元管理することが国土交通省のガイドラインで推奨されている。
  • 修繕積立金が不足した場合、管理組合は管理費から一時的に充当することが認められており、この場合は理事会決議のみで実施できる。
正答:管理組合は金融機関から工事費用の融資を受けることができ、借入れの決議は区分所有法上は普通決議で足りる。

AI解説(初心者・標準・上級)

理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠条文・標準管理規約・国土交通省ガイドラインも明記。

初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

修繕積立金が足りないとき、管理組合は銀行などから借り入れを行うことができます。借入れの決議は半数超えの普通決議で行えます。イが正答です。

標準試験対策の基準レベル

管理組合の借入れ(融資)は区分所有法上の「管理に関する事項」として普通決議(過半数)で実施できます(区分所有法18条1項)。標準管理規約47条1項も普通決議事項として借入れを位置付けており、イが正答です。アの一時金徴収については、標準管理規約28条・60条の範囲内で規約または総会決議により実施可能ですが、特別決議(4分の3)が必要という規定はなく、普通決議で足りる場合が多く誤り。ウは管理費と修繕積立金の分別管理はマンション管理適正化法76条・マンション管理業者登録規程15条で義務付けられており、同一口座での一元管理は「推奨」ではなく「禁止」に近い取扱いです。よって誤り。エは修繕積立金不足を管理費から充当することは目的外使用(標準管理規約28条2項の禁止規定違反)として原則認められず、理事会決議のみでは実施できません。誤り。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

大規模修繕の資金調達はマンション管理実務の財務管理の核心です。資金調達の選択肢は①修繕積立金(計画通り)、②一時金徴収(区分所有者から追加徴収)、③借入金(金融機関融資)、④段階増額(値上げ)の組み合わせです。管理組合借入れは区分所有法18条の「管理に関する事項」として普通決議で実施できますが、借入れに際して金融機関が求める条件として①全区分所有者の連帯保証(実質困難)、②修繕積立金の返済原資確認、③管理組合の法人格確認等があります。独立法人格を持たない権利能力なき社団としての管理組合の借入れは、金融機関が管理組合に特化したローン商品(マンション修繕一括ローン等)を開発していることで実務的に可能になっています。分別管理については、マンション管理適正化法76条が「管理業者は管理組合の財産を自己の財産と区別して管理しなければならない」と定め、同法施行規則87条が具体的な方法(収納口座・保管口座の設定等)を規定します。管理費・修繕積立金の分別は管理業者に対する義務規定ですが、標準管理規約28条2項も「修繕積立金は管理費と区分して経理しなければならない」と規定しています。一時金徴収は区分所有法上の義務(管理費・修繕積立金の支払義務)の変更として総会決議が必要です。滞納区分所有者への強制徴収については、管理組合は先取特権(区分所有法7条)・少額訴訟・支払督促等の法的手段を持ちます。借入れの返済計画は総会で承認された長期修繕計画に組み込んで積立金値上げと整合させる必要があります。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

関連論点

工事費の資金調達と借入れ頻出度B

管理実務の他の問題

1
管理実務
2
管理実務
3
管理実務
4
管理実務
5
管理実務
6
管理実務
管理実務の一覧

科目別に解いて、マン管に合格

5科目のオリジナル問題。各問に根拠条文・標準管理規約・国土交通省ガイドラインとAI解説(3レベル)付き・閲覧無料。