管理組合の運営20管理組合の運営

マン管 管理組合の運営 問20:管理組合の運営

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンション標準管理規約(単棟型)における総会の議事録に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 総会の議事録は、理事長が作成し、議長及び総会に出席した組合員2名が署名押印しなければならない。
  • 議事録の保管場所は理事長の住戸とするのが標準的であり、区分所有者からの閲覧請求があっても特別の事情がある場合は拒否できる。
  • 区分所有者及び利害関係人は、議事録の閲覧を請求することができ、理事長は正当な理由がなければ閲覧を拒否することができない。正答
  • 議事録には決議内容のみを記載すれば足り、決議に反対した者の発言内容を記載する義務はない。
正答:区分所有者及び利害関係人は、議事録の閲覧を請求することができ、理事長は正当な理由がなければ閲覧を拒否することができない。

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議事録は区分所有者や利害関係人(管理組合と取引を持つ業者等)が閲覧を請求できます。理事長は正当な理由なく断ることはできません。これが正答ウです。アは「理事長が作成」でよいですが、「2名の署名押印」の人数が問題です。イは閲覧拒否に「特別の事情があれば可」という限定は規定されていません。エの反対意見の記録義務は問題によって異なります。

標準試験対策の基準レベル

標準管理規約49条3項は「組合員及び利害関係人は、理事長に対し、議事録の閲覧を請求することができる」と規定し、同条4項は「理事長は、正当な理由なく前項の規定による閲覧を拒否することはできない」と明記します。よってウが正答です。アについて、同49条2項は「議事録には、議事の経過の要領及びその結果を記載し、議長及び総会に出席した組合員の2名(中略)が署名押印しなければならない」と規定しており、作成者は「議長」(理事長が務める場合が多い)であり、「理事長が作成し」という表現は実務上おおむね正しいですが、「理事長」という特定は規約文言上「議長」が正確です。エについて、「議事の経過の要領及びその結果」を記載する義務があり(同49条2項)、決議内容だけでなく主要な発言・質疑も含む経過の要領を記録することが求められます。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

議事録の作成・保管・閲覧制度は、管理組合の情報公開・透明性確保の中核です。標準管理規約49条の議事録規定は区分所有法42条(集会の議事録)を細則化したものであり、①作成義務(議長・記録者)、②記載事項(経過の要領・結果・署名押印者)、③保管義務(理事長)、④閲覧権(組合員・利害関係人・拒否禁止)を明確化しています。利害関係人の範囲については、区分所有法42条5項の「利害関係人」は専有部分の賃借人・管理組合の取引先業者・マンション購入を検討している者等が含まれると解されています。特に売買取引前の買主候補者が議事録を閲覧して管理組合の状況(滞納問題・大規模修繕計画・係争案件等)を調査することは、マンション取引上の重要な権利です。電磁的記録による議事録(2021年改正対応)については、電子署名付きPDFや電子認証による議事録が認められるようになり、スキャン画像ではなく原本性のある電子議事録の管理が課題となっています。議事録の記載内容の充実については、「経過の要領」として質疑応答の内容・提出された修正動議・反対意見の要旨を記録することで、後日の紛争(決議の成立過程に疑義が生じた場合)における証明力が高まります。閲覧拒否の「正当な理由」については、個人情報の漏えい防止(特定個人の識別につながる個人情報)が典型例として挙げられますが、必要最小限の非開示にとどめ、全体としての閲覧は認めるべきとされています。管理組合の議事録は不動産取引(重要事項説明)の際に宅建業者が確認する重要書類であり、最低3〜5年分の保管が実務上の水準です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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総会の議事録作成と閲覧頻出度B

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