問題
マンション標準管理規約(単棟型)における理事会の招集に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
理事会の招集手続には総会の招集手続(43条)が準用され、「組合員」を「理事及び監事」と読み替えます。原則の通知期間は会日の2週間前です。これが正答イです。準用がないというア、理事の招集請求に理事長が応じなくてよいというウ、緊急時なら通知そのものを省略できるというエは、いずれも規約の内容と異なります。
標準管理規約52条4項は「理事会の招集手続については、第43条(マンション再生等に係る決議を会議の目的とする場合の第1項及び第5項から第7項までを除く。)の規定を準用する。この場合において、同条中『組合員』とあるのは『理事及び監事』と、同条第8項中『理事会の承認』とあるのは『理事及び監事の全員の同意』と読み替えるものとする。ただし、理事会において別段の定めをすることができる」と定めます。43条1項は「少なくとも会議を開く日の2週間前までに…通知を発しなければならない」ですから、理事会の招集通知も原則2週間前が基準となり、理事会で別段の定めができます。よってイが正答です。アについて、43条は明文で準用されており「準用されない」は誤りです。ウについて、52条2項は「理事が○分の1以上の理事の同意を得て理事会の招集を請求した場合には、理事長は速やかに理事会を招集しなければならない」と定めており、理事長には応じる義務があります。エについて、緊急時に許されるのは「通知期間の短縮」(43条8項の読替え:理事及び監事の全員の同意を得て1週間を下回らない範囲で短縮)であり、通知そのものを一切発しないことまでは認められていません。
理事会の招集手続(52条)は、総会の招集手続(43条)を準用しつつ、理事会という機関の特性に合わせて細部を読み替える構造になっています。準用の対象から「マンション再生等に係る決議を会議の目的とする場合の第1項及び第5項から第7項まで」が除外されているのは、建替え決議等マンション再生等に関する特別な招集要件(2か月前の通知、説明会の開催等)は総会固有の手続であり、理事会の議決事項の性質にはそぐわないためです。読替えの内容は、①「組合員」を「理事及び監事」に、②43条8項の「理事会の承認」を「理事及び監事の全員の同意」にそれぞれ置き換えるというものです。②の読替えは、理事会そのものを招集する場面で「理事会の承認を得て理事会の招集期間を短縮する」という自己循環的な規定になることを避け、緊急時の期間短縮の可否を理事及び監事全員の同意という、より慎重な手続に置き換えたものと理解できます。加えて52条4項ただし書は「理事会において別段の定めをすることができる」とし、各管理組合の実情(理事の人数・開催頻度等)に応じて、理事会自身の定めで招集手続を調整する余地を認めています。マン管試験では、①準用の基本形(2週間前・組合員→理事及び監事)、②準用から除外される部分(マンション再生等関連)、③緊急時短縮の要件が「理事会の承認」ではなく「理事及び監事の全員の同意」に読み替えられていること、の3点を正確に区別することが重要です。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション標準管理規約(単棟型)令和7年10月17日改正 第43条・第52条を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

