管理組合の運営40管理組合の運営

マン管 管理組合の運営 問40:管理組合の運営

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンション管理組合の貸借対照表(バランスシート)における正味財産に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 正味財産は、資産合計から負債合計を差し引いた額であり、管理費収支・修繕積立金収支を合算した純資産に相当する。
  • 管理費会計の正味財産がマイナスになることはなく、マイナスになった場合は会計処理の誤りである。
  • 修繕積立金の残高は、修繕積立金会計の正味財産(純資産)として貸借対照表の純資産の部に計上される。
  • 正味財産(純資産)は、収支計算書の当期収支差額の累積と一致し、管理費会計と修繕積立金会計それぞれに正味財産が存在する。正答
正答:正味財産(純資産)は、収支計算書の当期収支差額の累積と一致し、管理費会計と修繕積立金会計それぞれに正味財産が存在する。

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管理組合には管理費会計と修繕積立金会計の二つがあり、それぞれに正味財産(純資産)があります。各会計の当期収支差額が積み重なったものが正味財産です。これが正答エです。アは基本的説明としては正しいですが、「合算した」という表現が区分経理の趣旨と合いません。イは管理費不足が続けば正味財産はマイナスになります。ウの修繕積立金の残高は確かに純資産部分ですが、定義の整理が必要です。

標準試験対策の基準レベル

管理組合の貸借対照表は「管理費会計」と「修繕積立金会計」をそれぞれ区分して作成します。各会計の正味財産(純資産)は「資産-負債」であり、各会計の設立時からの累積収支差額(繰越収支差額)と当期収支差額の合計として把握されます。よってエが正答(管理費会計・修繕積立金会計それぞれに正味財産が存在し、収支差額の累積と一致)。アについて、正味財産の計算式自体は正しいですが、「管理費収支・修繕積立金収支を合算した純資産」という表現は区分経理(別々に管理)の原則と整合しません。イについて、管理費収入が費用を下回り続ければ管理費会計の正味財産はマイナスになります。これは管理費の値上げや支出削減が必要なサインであり、会計処理の誤りではありません。ウについて、修繕積立金の残高は修繕積立金会計の資産(現金・預金等)に計上され、それが負債(修繕積立金返還義務等)を超えた部分が正味財産(純資産)となります。「修繕積立金の残高そのもの」が純資産に計上されるという表現は厳密には不正確です。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

管理組合の財務諸表理解は、マン管試験の計算問題・理論問題の双方で重要な基盤となります。管理組合の財務諸表体系は国際会計基準や企業会計原則とは異なり、マンション管理の実態に合わせた独自の体系(国土交通省のマンション標準管理規約コメント・公認会計士協会のガイドライン等)が整備されています。主要な財務諸表として、①収支計算書(管理費会計・修繕積立金会計の各収入・支出・収支差額を示す・損益計算書相当)、②貸借対照表(各会計の資産・負債・正味財産を示す・BS相当)、③財産目録(財産の明細一覧)があります。正味財産の構成要素については、各会計の設立時からの繰越収支差額(前期繰越収支差額)+当期収支差額が正味財産(純資産)となります。この構造は、企業会計の「資本金+過去の累積利益(利益剰余金)=純資産」と類似しています。修繕積立金会計の正味財産については、修繕積立金の総残高が大きいほど正味財産が大きくなりますが、長期修繕計画で将来の支出(大規模修繕等)が確定している場合は「積立金不足額」を財務諸表の注記として開示することが適正な財務開示のあり方です。管理費会計の正味財産がマイナスになる場合、これは収支の赤字が続いていることを示しており、①管理費値上げ、②管理委託費の見直し・削減、③予算管理の強化が急務であることを区分所有者に説明する責任が理事会にあります。マン管試験では「前受金・未払金の貸借対照表上の区分」「正味財産の計算式」「管理費会計と修繕積立金会計の区分経理」が頻出であり、仕訳の方向性(借方・貸方)も含めた理解が必要です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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