問題
マンション標準管理規約(単棟型)における管理組合の会計上の使途区分に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
駐車場使用料などの使用料は、その施設の管理に要する費用に充てるほか、修繕積立金として積み立てます(標準管理規約29条)。これが正答ウです。アの「すべて修繕積立金会計の収入」は誤りで、まず管理に要する費用に充てます。イの訴訟費用も管理組合の運営に要する費用として管理費から支出できます。エは逆で、管理費の余剰は翌年度の管理費に充当します(61条1項)。
標準管理規約29条は「駐車場使用料その他の敷地及び共用部分等に係る使用料(以下「使用料」という。)は、それらの管理に要する費用に充てるほか、修繕積立金として積み立てる」と定めています。よってウが正答です。アについて、使用料はまず駐車場等の管理に要する費用に充てるので、全額を修繕積立金会計の収入として経理しなければならないわけではありません。なお、機械式駐車場を有する場合は、その維持及び修繕に多額の費用を要することから、管理費及び修繕積立金とは区分して経理することもできます(コメント第29条関係)。イについて、27条は管理費の使途として「委託業務費」「管理組合の運営に要する費用」などを挙げており、滞納管理費等の請求に要する弁護士費用等に相当する収納金は27条の費用に充当するとされています(60条6項)。訴訟費用に充てることができないという規定はありません。エについて、61条1項は「収支決算の結果、管理費に余剰を生じた場合には、その余剰は翌年度における管理費に充当する」と定めています。
管理組合の会計における収入は、25条の管理費等と29条の使用料で、支出は27条から29条の定めによります(57条)。管理費は通常の管理に要する経費(27条)、修繕積立金は特別の管理に要する経費(28条)に充当し、修繕積立金は管理費と区分して経理します(28条4項)。使用料は、それらの管理に要する費用に充てるほか修繕積立金として積み立てます(29条)。コメント第15条関係①は、駐車場収入が駐車場の管理に要する費用に充てられるほか修繕積立金として積み立てられることを踏まえ、空き区画対策として組合員以外の者に使用料を徴収して使用させることも考えられるとし、その場合の税務上の取扱いについて国税庁の見解を参照するよう示しています。管理費の使途には、専門的知識を有する者の活用に要する費用(27条九号)や管理組合の運営に要する費用(同条十号)が含まれ、コメント第27条関係①は、管理組合の運営に要する費用には役員活動費も含まれるとしています。一方、一部の者のみを対象とするクラブやサークル活動経費、主として親睦を目的とする飲食の経費などは、管理費を充てることは適切ではないとされています(同④)。決算で管理費に余剰を生じた場合は翌年度の管理費に充当し(61条1項)、不足する場合は組合員に負担を求めることができます(同条2項)。以上から、正答はウです。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

