問題
マンション管理業者の管理費等の保管・収納に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
キーボード:1〜4で選択・Enterで次へ
答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
マンション管理業者は、管理組合から預かる修繕積立金などを、自分の財産や他の管理組合の財産と混ぜずに分けて管理しなければなりません(マンション管理適正化法76条)。これが正答イです。アの「固有財産と同一の口座」は分別管理に反します。ウは誤りで、管理業者も委託を受けた管理事務について帳簿を作成・保存しなければなりません(75条)。エの承認なしの投資は受託者として許されません。
マンションの管理の適正化の推進に関する法律76条は「マンション管理業者は、管理組合から委託を受けて管理する修繕積立金その他国土交通省令で定める財産については、整然と管理する方法として国土交通省令で定める方法により、自己の固有財産及び他の管理組合の財産と分別して管理しなければならない」と定めています。よってイが正答です。アについて、固有財産と同一の口座で保管することは同条の分別管理に反します。ウについて、同法75条は「マンション管理業者は、管理組合から委託を受けた管理事務について、国土交通省令で定めるところにより、帳簿を作成し、これを保存しなければならない」と定めており、管理業者にも帳簿の作成・保存義務があります。エについて、修繕積立金の保管及び運用方法は総会の議決事項であり(標準管理規約48条七号)、管理業者が管理組合の承認なく元本保証のない金融商品に投資できるものではありません。
管理業者による財産管理は、マンション管理適正化法と標準管理規約の双方から規律されています。適正化法は、管理業者に対し、管理受託契約の締結前の重要事項の説明等(72条)、委託を受けた管理事務についての帳簿の作成・保存(75条)、修繕積立金等の財産の分別管理(76条)を義務付けています。分別管理の具体的な方法(口座の種類や名義など)は国土交通省令で定められています。標準管理規約では、管理費等は組合員が各自開設する預金口座から口座振替の方法により管理組合の預金口座(62条)に受け入れるとされ(60条1項)、コメント第60条関係①は、この規定が適正化法施行規則87条2項一号イの方法(収納口座の名義人を管理組合又は管理者とする場合に限る)又は同号ハの方法を前提としたもので、管理費等の管理をマンション管理業者に委託する場合は同項に定める方法に即した管理方法とする必要があるとしています。管理組合の側でも、修繕積立金の保管及び運用方法は総会の議決事項であり(48条七号)、コメント第62条関係は、預金口座に係る印鑑等を施錠可能な場所に保管し、印鑑の保管と鍵の保管を理事長と副理事長に分けるなど適切な取扱い方法を検討し、総会の承認を得て細則等に定めておくことが望ましいとしています。監事は財産の状況を監査し(41条1項)、会計帳簿等は理事長が作成・保管して閲覧に供します(64条1項)。以上から、正答はイです。
- マンションの管理の適正化の推進に関する法律第76条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

