建築・設備23給排水衛生設備

マン管 建築・設備 問23:給排水衛生設備

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンションにおける給水方式に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 直結直圧方式は水道本管の水圧をそのまま利用して各住戸に給水するため、受水槽を設置する必要がないが、高層マンションでは水圧が不足する場合がある。
  • 高置水槽方式(高架水槽方式)は一度受水槽に貯水してからポンプで屋上等の高置水槽に揚水し、その水頭圧(重力)で各住戸に給水する方式であり、停電時でも高置水槽に水がある間は給水を継続できる。正答
  • 直結増圧方式(増圧直結方式)は水道本管から直接加圧ポンプを通じて各住戸に給水するため、受水槽が不要でかつ停電時でも加圧ポンプなしに水圧を維持して給水できる。
  • 受水槽方式(ポンプ直送方式)は受水槽の水をポンプで各住戸に圧送する方式であり、高置水槽方式と比較して受水槽容量を小さくできない。
正答:高置水槽方式(高架水槽方式)は一度受水槽に貯水してからポンプで屋上等の高置水槽に揚水し、その水頭圧(重力)で各住戸に給水する方式であり、停電時でも高置水槽に水がある間は給水を継続できる。

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給水方式には大きく3つあります。高置水槽方式は屋上のタンクに水を貯めて、重力で各住戸に配る方法です。電気が止まっても、タンクに水がある間は給水できるという特徴があります。イが正しい記述です。直結増圧方式は加圧ポンプを使うので、停電時にポンプが動かなければ高層階への給水は困難です(ウが誤り)。

標準試験対策の基準レベル

イが正答です。高置水槽方式(高架水槽方式)は①水道本管→受水槽→揚水ポンプ→高置水槽→各住戸の経路で給水します。重力(水頭圧)を利用するため、停電時でも高置水槽に残水がある限り給水を継続できるという大きなメリットがあります。アのうち直結直圧方式の説明は概ね正しいですが、「高層マンションでは水圧が不足する場合がある」は正しいため、選択肢としては不完全ではなく一見正しく見えますが、「受水槽を設置する必要がない」については一般的に正しく、本問の正答イと比較して判断します。ウは誤りです。直結増圧方式は水道本管→増圧給水ポンプ→各住戸の経路で加圧ポンプを介して直接給水するため、停電時にはポンプが停止して高層階への給水が困難になります(停電時の給水継続は不可)。エは誤りです。ポンプ直送方式(加圧給水ポンプ直送方式)は受水槽の水をポンプで各住戸に直接圧送する方式で、高置水槽が不要であり、受水槽容量は使用水量に応じて設計できます。「受水槽容量を小さくできない」は誤りで、むしろ高置水槽方式より受水槽の設計自由度は高い場合があります。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

給水方式の選択は水質衛生・停電対策・維持管理コストのすべてに影響します。直結直圧方式は水道本管から直接給水するため水槽による水質劣化がなく最も衛生的ですが、地域の水道水圧(一般に0.15〜0.4MPa程度)に依存し、高層階(概ね5階以上)への給水は困難で中低層マンションや各戸個別給水に限られます。直結増圧方式は増圧ポンプ(ブースターポンプ)を設置して水道本管圧に加圧して高層階まで給水する方式で、受水槽不要・水質劣化なし・省スペースの利点がありますが、停電時の給水停止とポンプの維持管理コスト(5〜15年でオーバーホール・更新)が課題です。高置水槽方式は屋上タンク(FRP製高置水槽)の定期清掃(法定1年以内に1回:建築物衛生法対象の場合)と受水槽清掃、揚水ポンプの維持管理が必要です。受水槽(10m³超)は簡易専用水道として水道法の規制(1年以内に1回の定期検査・保健所への届出)が適用されます。2000年代以降、直結増圧方式への切り替えが進んでいますが、改修費・ポンプの運転管理・停電対策(非常用発電機連動等)を含めた総合評価が必要です。管理組合は給水設備の更新周期(受水槽・高置水槽:FRP製10〜15年・貯水槽清掃費等)を長期修繕計画に適切に反映させることが重要です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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