マン管
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

マン管 建築・設備 問27|給湯設備・レジオネラ属菌対策

問題

マン管 | 建築・設備 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンションの給湯設備及びレジオネラ属菌対策に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

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正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

レジオネラ属菌は、人の体温に近いぬるいお湯の中で増えやすい細菌です。そのため、お湯をためて循環させる中央式の給湯設備では、貯湯槽のお湯を60℃以上に保つなどの温度管理が重要です。エが正しい記述です。レジオネラ症は菌を含む細かい水しぶき(エアロゾル)を吸い込むことで感染し、人から人にはうつりません(ウが誤り)。集中給湯方式は循環配管の中にぬるいお湯が滞りやすく、むしろリスクが高い場合があります(イが誤り)。

エが正答です。レジオネラ属菌は人の体温に近い温度帯で増殖しやすく、高温では死滅するため、中央式の給湯設備では湯温の管理が基本的な対策になります。厚生労働省の「レジオネラ症を予防するために必要な措置に関する技術上の指針」は、中央式給湯設備について貯湯槽内の湯温を60℃以上、末端の給水栓でも55℃以上に保つよう求めています。イは誤りです。集中給湯方式は循環配管が長く、配管内でぬるい温度帯が生じやすいためレジオネラ属菌の増殖リスクが高いとされます。各戸の瞬間式給湯器は使用時に加熱するため貯湯・循環による滞留がなく、リスクは低いとされます。ウは誤りで、レジオネラ症の主な感染経路は、レジオネラ属菌を含むエアロゾル(微細な水滴)の吸入です。人から人への感染はほとんど報告されておらず、集団感染は冷却塔・浴槽・給湯設備・シャワー等のエアロゾル源が原因となります。アは誤りで、貯湯槽は60℃以上に保つことが求められており、「50℃以上で足り60℃は過剰」とする基準はありません。

レジオネラ属菌対策は、大型の中央式給湯設備を持つ建物で重要な衛生管理事項です。レジオネラ属菌は、アメーバ等の原生動物の中で増殖したり、配管内のスケール(水垢)やバイオフィルム(生物膜)の中で保護されたりするため、塩素だけでは除去しにくい場合があります。中央式給湯設備での対策の基本は、①貯湯槽内の湯温を60℃以上に保つこと、②循環配管で湯温が下がらないようにし、末端でも55℃以上を確保すること(湯が滞留する行き止まり配管をつくらない)、③貯湯槽・循環配管の定期的な清掃・消毒です。建築物衛生法の特定建築物(興行場・百貨店・店舗・事務所・学校・旅館等で延べ面積3,000m²以上など)では給水・給湯の管理基準の遵守が義務付けられますが、共同住宅は特定建築物の用途に含まれないため、同法の対象外です。ただし、中央式給湯設備や共用浴室を持つマンションでは、上記の指針を参考に自主的な対策を行うことが望まれます。管理組合は給湯設備の保守点検記録を保管し、異常があった場合の対処手順(設備の消毒・関係機関への相談・居住者への周知等)をあらかじめ定めておくことが居住者保護の観点から重要です。

この問題の根拠出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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