建築・設備31給排水衛生設備

マン管 建築・設備 問31:給排水衛生設備

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンションの給水管の材質・腐食・赤水対策に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 亜鉛メッキ鋼管(白ガス管)は耐食性が高く、現在のマンション給水管に最もよく使用されている材質である。
  • 赤水の主な原因は給水管内面(特に鋼管系)の腐食であり、鉄分が溶出して水が赤褐色に変色する現象で、管更新・更生の判断指標のひとつとなる。正答
  • 架橋ポリエチレン管や塩化ビニルライニング鋼管は近年の給水管に多用されているが、使用温度は常温(20℃以下)に限定され、給湯には使用できない。
  • ステンレス鋼管は耐食性が最も高いため、酸性環境(低pH)・高塩素環境でも腐食は全く生じない。
正答:赤水の主な原因は給水管内面(特に鋼管系)の腐食であり、鉄分が溶出して水が赤褐色に変色する現象で、管更新・更生の判断指標のひとつとなる。

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赤水とは水道の水が鉄サビで赤くなる現象で、主に古い鋼管(鉄管)の内面が腐食して鉄分が溶け出すことで起こります。これが管の更新・改修を判断する目安のひとつになります。イが正しい記述です。亜鉛メッキ鋼管は古い建物に多く現在の主流ではありません(アが誤り)。架橋ポリエチレン管は給湯にも使用できます(ウが誤り)。ステンレスも条件によって腐食することがあります(エが誤り)。

標準試験対策の基準レベル

イが正答です。赤水(red water)は主に鋼管系配管(亜鉛メッキ鋼管・鋳鉄管等)の内面腐食により鉄・マンガン等が溶出して起こります。水の色・臭い・濁りは水質異常のサインであり、赤水の発生頻度が高まった場合は管の腐食劣化が進んでいることを示し、給水管更新の判断根拠となります。アは誤りで、亜鉛メッキ鋼管(白ガス管)は昭和時代(1960〜1970年代)に多用されましたが、亜鉛の溶出・内面腐食が起きやすいため現在の給水管には使用されません。現在の主流は①硬質塩化ビニル管(HTVP)、②塩化ビニルライニング鋼管(VLP)、③架橋ポリエチレン管(PEX)、④ポリブテン管(PB)、⑤ステンレス鋼管(SUS)等です。ウは誤りで、架橋ポリエチレン管(PEX管)・ポリブテン管は耐熱性が高く給湯配管(使用温度95℃以下)にも使用可能です。塩化ビニルライニング鋼管は耐熱性が低く給湯には不向きですが、給水に広く使われます。エは誤りで、ステンレス鋼管は一般的に耐食性が優れますが、塩化物イオン濃度が高い環境(塩害地域・海水)や低pHの酸性水では孔食・応力腐食割れが生じる場合があります。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

給水管の材質は竣工年代により大きく異なり、大規模修繕・管更新工事の計画立案では竣工図面・施工記録での材質確認が必須です。年代別の主要給水管材質変遷:①1970年代以前:亜鉛メッキ鋼管(白ガス管)、②1970〜1980年代:硬質塩化ビニル管(HTVP)・塩化ビニルライニング鋼管(SGP-VB・VD等)、③1990年代以降:架橋ポリエチレン管(PEX)・ポリブテン管(PB管)・ステンレス鋼管の普及。亜鉛メッキ鋼管の腐食問題(赤水・白濁・詰まり)は全国で深刻化し、1970〜1980年代竣工のマンションでは給水管更新が急務のケースが多いです。赤水の水質基準は水道法に基づく「鉄:0.3mg/L以下(水質基準告示)」であり、基準超過が確認された場合は給水管の腐食診断(内視鏡調査・抜管サンプリング・肉厚測定)を実施して更新・更生工法を選択します。給水管更生工法(ライニング)は①エポキシ樹脂塗膜更生(管内面を研磨後に樹脂を塗布)、②シームレスライニング(温水+エポキシ粉体)等があり、管の内面を新品同様に再生します。更新工法は既存管撤去・新管設置で根本解決できますが、天井・壁の解体が必要で費用・工期・居住者への影響が大きい。管理組合は専有部分・共用部分の給水管の状態を把握し、長期修繕計画に管路調査・更新・更生の費用を反映させることが重要です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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