マン管
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

マン管 建築・設備 問34|ガス設備・都市ガス・LPガスの特性

問題

マン管 | 建築・設備 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンションのガス設備(都市ガス・LPガス)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

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答え合わせ

正解は ウ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

LPガス(プロパン)は空気より重いので、漏れると床の近く(低い場所)に溜まります。都市ガスはメタンが主成分で空気より軽く、天井近くに溜まります。そのため警報器の取り付け位置が、LPガスは床近く・都市ガスは天井近くになります。ウが正しい記述です。都市ガスの主成分はメタン(CH₄)です(イが誤り)。現代のガスメーターはマイコンメーターといって異常検知・遮断機能があります(アが誤り)。

ウが正答です。LPガス(液化石油ガス:主成分プロパンC₃H₈・ブタンC₄H₁₀)の比重は空気を1とした場合、プロパン約1.5・ブタン約2.0と空気より重く(比重>1)、漏れると床面・低所に滞留します。これに対し都市ガス(主成分メタンCH₄:比重約0.55・空気より軽い)は天井付近に滞留します。ガス漏れ警報器の設置位置も、LPガス用は床面に近い低い位置、都市ガス(空気より軽いもの)用は天井に近い高い位置とされ、両者で異なります(設置位置の具体的な基準はガス事業法・液化石油ガス法の関係規定や各事業者の基準によります)。イは誤りで、都市ガスの主成分はメタン(CH₄)で熱量・比重ともLPガスとは大きく異なり、器具互換性はありません(都市ガス専用器具・LPガス専用器具は別設計)。アは誤りで、現在のガスメーターはマイコンメーターが標準で、大きな地震の揺れや、ガスが異常に多く流れた場合・長時間流れ続けた場合に自動的にガスを遮断する機能を持ちます。エは誤りで、ポリエチレン管(PE管)は主に地中に埋設するガス管に使用されており、耐食性・可とう性・耐震性に優れています。屋内の配管には一般に被覆鋼管やステンレス製のフレキ管などの金属管が使われ、「屋内配管にポリエチレン管が使用されている」という前提が誤りです。

ガス設備の安全性はマンション居住者の生命に直結する最重要設備です。都市ガスとLPガスの比較はマン管試験で繰り返し問われる論点です。都市ガス(13A等)はメタンCH₄が主成分で空気より軽く、漏れると天井付近に滞留しやすい一方、LPガスはプロパン・ブタンが主成分で空気より重く、床付近に滞留しやすいという違いがあり、発熱量もLPガスの方が大きいため、器具はガスの種類に合ったものを使います。この物性の違いが安全対策の設計を大きく左右します。マイコンメーターは、①大きな地震の揺れを感知したとき、②ガスが異常に多く流れたとき、③ガスが長時間流れ続けたときなどに自動的にガスを遮断します。遮断後の復帰操作はメーター本体のボタン操作で行います。ガス配管の設備規程(ガス事業法・液化石油ガスの保安確保及び取引の適正化に関する法律:液石法)は都市ガス・LPガスそれぞれ独立した法体系で規制されており、設置・保安検査の体制が異なります。マンション管理では①LPガス供給設備(ボンベ置き場・調整器・配管)の設置場所・換気・転倒防止、②ガス漏れ警報器の設置(LPガス:LP法・都市ガス:ガス事業法各省令)、③ガス警報器の有効期限(本体に表示)の確認と交換、④地震後のマイコンメーター復帰手順の居住者への周知が管理組合の重要実務です。法令上の保安の仕組みも確認しておきます。都市ガスでは、ガス小売事業者が、消費機器の使用者に対して危険の防止に関し必要な事項を周知し(ガス事業法159条1項)、供給するガスに係る消費機器が経済産業省令で定める技術上の基準に適合しているかどうかを調査しなければなりません(同条2項。ただし、所有者又は占有者の承諾を得られず立ち入れないときは、この限りでない)。調査の結果、基準に適合していないと認めるときは、遅滞なく、適合させるためにとるべき措置と、その措置をとらなかった場合に生ずべき結果を、消費機器の所有者又は占有者に通知します(同条3項)。LPガスでは、液石法27条1項が、販売事業者の保安業務として、①供給設備の点検と基準不適合の通知、②消費設備の調査と基準不適合の通知、③災害の発生の防止に関し必要な事項の周知、④災害が発生し又は発生するおそれがある場合の措置を定めており、これらは保安機関に委託して行うこともできます。建築基準法の側でも、3階以上の階を共同住宅の用途に供する建築物の住戸に設けるガスの配管設備は、国土交通大臣が定める基準によることとされています(施行令129条の2の4第1項8号)。このように、ガスの種類によって適用される法律も保安業務の担い手も異なるため、管理組合は供給事業者の調査・点検の日程を把握し、住戸内の調査に居住者が協力するよう周知することが大切です。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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