マン管 建築・設備 問45:消防・防災
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11)
マンションに設置される消防設備に関する次の記述のうち、消防法及び同施行令によれば、最も適切なものはどれか。
- ア消火器の設置は消防法上の義務があり、一定規模以上のマンションでは各住戸および共用部分に設置しなければならないが、設置個所からの歩行距離の上限は30m以内とされている。
- イ屋内消火栓設備のうち1号消火栓の有効半径は25mであり、ホースを伸ばしてノズルを持ち1人で消火できる簡易な操作性が特徴である。
- ウスプリンクラー設備は11階以上の共同住宅には設置が義務付けられており、スプリンクラーヘッドは火災による熱を感知して自動的に散水する。正答
- エ連結送水管は消防隊員が使用する設備であり、マンションの管理組合は連結送水管の維持管理責任を負わない。
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スプリンクラーは火災の熱を感知して水を自動的に噴射する消防設備です。11階以上の共同住宅(マンション)には設置が義務付けられています。ウが正しい記述です。屋内消火栓1号消火栓の有効半径(ホースの長さ等から到達できる距離)は25mですが、1号消火栓は1人では操作が難しく2人以上が必要です(イの「1人で操作できる」が誤り)。消火器の歩行距離上限は20m以下が一般的です(アの30mが誤り)。
ウが正答です。消防法施行令12条(スプリンクラー設備の設置基準)では共同住宅の場合、11階以上の部分に設置義務があります(消防法施行令12条1項1号等)。住宅用スプリンクラーヘッドは熱感知型(温度ヒューズ・グラスバルブ)で、一定温度(標準型:72℃・74℃等)になると作動して散水します。アは誤りで、消火器の設置において歩行距離の上限は消防法施行令10条・消火器の技術上の規格により20m以下が基本です(30mは誤り)。イは誤りです。1号消火栓はノズルを持つ人とポンプ操作・送水する人の2人以上が必要な設備です(1人での消火操作は困難)。1人で操作できるのは2号消火栓(易操作性1号消火栓・小型ホース)です。有効半径25mは正しい数値です。エは誤りで、連結送水管は消防隊員用の消防設備ですが、設置義務・維持管理(定期点検・放水圧力試験等)の責任は建物の管理者(管理組合等)が負います(消防法17条の3の3)。
消防設備の設置基準はマンション管理において最重要の安全法規です。共同住宅(マンション)の主要消防設備の設置基準体系:①消火器:延べ面積150m²以上の共同住宅は全部に設置義務(歩行距離20m以下)、②屋内消火栓:延べ面積700m²以上(地上階)等に設置義務。1号消火栓:有効半径25m・放水量130L/min以上・2人操作。2号消火栓(易操作性):有効半径15m・1人操作・25mm小径ホース、③スプリンクラー:共同住宅の11階以上に義務、④自動火災報知設備(自火報):原則全ての共同住宅(後述)、⑤連結送水管:地上7階以上または地下3階以上の建築物等、⑥非常用コンセント:地上11階以上の建築物。スプリンクラーの種類は①閉鎖型(湿式・乾式・予作動式)、②開放型(一斉開放弁で全ヘッドから散水)があり、住宅用は湿式閉鎖型が標準です。スプリンクラーヘッドの作動温度標示:標準型(白色・72℃)・中温型(黄色・93℃・キッチン等)・高温型(青色・141℃)等。誤作動防止の観点から設置場所に適した温度区分の選択が重要です。管理組合は消防設備の定期点検(半年に1回・外観・機能点検)と総合点検(年1回・実際の作動試験)の記録保管、消防署への点検結果報告(共同住宅3年ごと報告)を確実に実施する義務があります。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。