建築・設備46消防・防災

マン管 建築・設備 問46:消防・防災

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンションの自動火災報知設備(自火報)の感知器に関する次の記述のうち、消防法及び同施行令によれば、最も適切なものはどれか。

  • 差動式スポット型感知器は周囲温度の上昇率が一定値以上になったとき作動するもので、台所(キッチン)での調理時の急激な温度上昇でも誤作動しにくいため、台所への設置に最適である。
  • 煙感知器(光電式スポット型)は煙に反応して作動するため、煙の発生が遅い無炎火災(くすぶり火災)には対応できない。
  • 共同住宅の住戸内(専有部分)に設置する住宅用火災警報器は、消防法ではなく各市区町村の条例による設置義務があり、各住戸の区分所有者が設置・維持管理する責任を負う。
  • 熱煙複合式感知器は熱と煙の両方を感知する複合型センサーであり、熱感知器として作動した場合でも煙感知器として作動した場合でも、いずれも自動火災報知設備の感知器として消防法上の効力を持つ。正答
正答:熱煙複合式感知器は熱と煙の両方を感知する複合型センサーであり、熱感知器として作動した場合でも煙感知器として作動した場合でも、いずれも自動火災報知設備の感知器として消防法上の効力を持つ。

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熱煙複合式感知器は熱にも煙にも反応する感知器で、どちらで作動しても正式な消防設備として認められています。エが正しい記述です。差動式感知器は急激な温度上昇で作動するため、調理時の温度上昇で誤作動しやすく台所には不向きです(アが誤り)。光電式煙感知器は「くすぶり(無炎火災)」でも煙が出れば感知できます(イが誤り)。住宅用火災警報器の設置は消防法でも義務付けられています(ウが誤り)。

標準試験対策の基準レベル

エが正答です。熱煙複合式感知器(熱煙複合型スポット型)は1個のセンサーで熱検知部と光電式煙検知部を組み合わせており、どちらかが作動しても火災信号を発します。消防法上、「感知器の種類ごとの性能基準」に適合した製品として認定され、共同住宅の自動火災報知設備の感知器として使用可能です。アは誤りで、差動式スポット型感知器は周囲温度の「上昇率(差動)」で作動します。台所はガス調理・グリル等で急激な温度上昇が起きやすく、差動式では誤作動(非火災報)のリスクが高いため台所には適しません。台所・駐車場・厨房等は定温式スポット型感知器または熱アナログ式感知器が適しています。イは誤りで、光電式スポット型煙感知器は煙粒子が光を散乱・遮光することで作動するため、くすぶり火災(無炎燃焼)でも煙の発生があれば感知します(むしろ煙感知器はくすぶり火災への対応で優れる)。ウは一部誤りです。住宅用火災警報器は2006年から消防法(消防法9条の2)で設置義務が定められており(市区町村条例で先行・2011年6月全国完全義務化)、区分所有者が各住戸に設置・維持管理する義務を負います(消防法上の義務・条例で上乗せ)。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

自動火災報知設備の感知器はマン管試験の頻出論点で、種類ごとの適用場所・作動原理の理解が重要です。感知器の種類と適用場所:①差動式スポット型(熱):急激な温度上昇を感知。居室・廊下・事務所等。台所・車庫・浴室には不向き(誤作動リスク)。②定温式スポット型(熱):一定温度(公称作動温度60・70・80℃等)で作動。台所・厨房・乾燥室等の高温になる場所に適合。③補償式スポット型(熱):差動式と定温式の複合型。④光電式スポット型(煙):煙粒子の光散乱で作動。廊下・階段・居室等。くすぶり火災に有効。⑤イオン化式スポット型(煙):放射線源(アメリシウム241)によるイオン化電流の変化で煙を感知。⑥炎感知器:紫外線・赤外線で炎を感知。高天井倉庫・車庫等。共同住宅(マンション)では、専有部分の住宅用火災警報器は消防法9条の2(区分所有者設置・維持管理義務)、共用部分の自動火災報知設備は消防法17条(管理者設置・維持管理義務)が根拠となる二層構造です。2023年以降の法改正では無線型感知器・スマート連携型(スマートフォン通知)の適用拡大が進んでいます。管理組合は定期点検(6ヶ月・1年)で感知器の作動試験を実施し、感知器の劣化(感度低下・経年変化)による交換時期(一般に10〜15年)を長期修繕計画に組み込む必要があります。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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