マン管
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

マン管 建築・設備 問48|消防設備点検・報告義務・共同住宅3年報告

問題

マン管 | 建築・設備 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンション(共同住宅)の消防用設備等の点検・報告に関する次の記述のうち、消防法によれば、最も適切なものはどれか。

キーボード:1〜4で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

消防設備の点検には「機器点検(6ヶ月に1回:外観・簡単な作動確認)」と「総合点検(1年に1回:実際に動かす試験)」の2種類があります。点検結果は消防署に報告する義務がありますが、共同住宅は1年に1回ではなく「3年に1回」の報告でよい特例があります。アは点検の種類・頻度として正しい記述です。イの「すべての防火対象物が1年に1回」は誤りで、共同住宅は3年に1回で可能です。共同住宅にも報告の義務があり、点検結果は維持台帳に記録しておく必要があります(エが誤り)。

アが正答です。消防法17条の3の3(消防用設備等の点検・報告)は、防火対象物の関係者(所有者・管理者・占有者)に対し、消防用設備等・特殊消防用設備等の定期的な点検と消防署への報告を義務付けます。点検の種類は①機器点検(6ヶ月ごと:消防用設備等の適正配置・外観点検・簡易な作動確認)と②総合点検(年1回:全部または一部を実際に作動させての機能・性能点検)の2種類です。イは誤りで、消防長又は消防署長への報告の頻度は用途により異なり、百貨店・病院・ホテル等の特定防火対象物は1年に1回、共同住宅(別表第1(5)項ロ)などは3年に1回です(消防法施行規則31条の6第3項)。「共同住宅は3年に1回」は試験に頻出の数値です。ウは誤りで、消防設備士又は消防設備点検資格者に点検させなければならないのは、延べ面積1,000m²以上の特定防火対象物、延べ面積1,000m²以上の非特定防火対象物で消防長等が指定するもの等に限られ(消防法17条の3の3・同法施行令36条2項)、それ以外の防火対象物は関係者が自ら点検することもできます。エは誤りで、共同住宅でも点検結果を3年に1回報告する義務があり、防火対象物の関係者は点検の結果を維持台帳に記録しておかなければなりません(消防法施行規則31条の6第3項)。

消防設備点検の法的体系と実務はマン管試験の最重要テーマです。点検制度の3つの柱:①点検実施者(消防設備士・消防設備点検資格者)、②点検頻度(機器点検6ヶ月・総合点検12ヶ月)、③報告頻度(特定防火対象物1年・一般防火対象物3年)。「共同住宅3年に1回」という数値はマン管試験での定番出題で確実に覚える必要があります。消防設備点検資格者には種類があり、点検できる設備の範囲が異なります。総合点検では実際に消防設備を作動させる試験(スプリンクラー加圧試験・消火栓の放水試験・感知器の加煙・加熱試験・非常放送の音量測定等)を行います。これらは居住者への事前通知と立入り許可が必要なため、管理組合が日程調整・周知を行う実務があります。点検結果に「不良」「要整備」が記載された場合の対応は管理組合の義務であり、指摘事項の是正(設備修理・取替え等)と是正後の再確認を速やかに実施する必要があります。消防長等への報告書には点検日・点検者・点検結果・不良事項等を記載し、管理組合は点検結果を維持台帳に記録して保管します(点検票等の保存期間は消防庁の点検要領等で示されています)。点検資格者による点検が必要な範囲も条文で確認しておきます。消防設備士又は消防設備点検資格者に点検させなければならないのは、①劇場・飲食店・物品販売店舗・旅館・病院など、令別表第一(1)〜(4)項、(5)項イ、(6)項、(9)項イ、(16)項イ、(16の2)項、(16の3)項の防火対象物で延べ面積1,000m²以上のもの、②共同住宅((5)項ロ)や事務所等の防火対象物で延べ面積1,000m²以上のもののうち消防長又は消防署長が指定するもの、③特定の用途に供される部分が避難階以外の階にあり、その階から避難階又は地上に直通する階段が2(屋外に設けられている等の場合は1)以上設けられていない防火対象物などです(消防法施行令36条2項)。したがって共同住宅は、延べ面積1,000m²以上であっても消防長等の指定がなければ、関係者が自ら点検することも法令上は可能です。また、消防用設備等が技術上の基準に従って設置・維持されていないと認めるときは、消防長又は消防署長は、防火対象物の関係者で権原を有するものに対し、基準に従って設置すべきこと又はその維持のため必要な措置をなすべきことを命ずることができます(消防法17条の4第1項)。試験では「報告はすべて1年に1回」「有資格者以外は一切点検できない」「報告義務がなければ記録も不要」の3つがひっかけの型です。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

この問題の関連トピック

  • 消防設備点検・報告義務・共同住宅3年報告
  • 頻出度A

この論点をくわしく読む

関連する問題

ページの先頭へ