建築・設備49消防・防災

マン管 建築・設備 問49:消防・防災

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンションに設置される避難器具に関する次の記述のうち、消防法及び同施行令によれば、最も適切なものはどれか。

  • 避難器具(避難はしご・緩降機・救助袋等)はバルコニーや開口部に設置されることが多く、その設置場所(バルコニー)は共用部分であるため維持管理の責任は管理組合が負う。正答
  • 緩降機は使用者が自動的に降下するロープ式の避難器具であり、1人が降下中は次の人が使用できないため、多数の人が同時に避難する場合には不向きである。
  • 避難器具の設置は任意であり、消防署の指導に応じて設置するかどうかを各マンションが自由に判断できる。
  • バルコニーに設置されている避難ハッチ(下降ハッチ)の上に荷物を置くことはバルコニーの有効利用であり、消防法上も問題はない。
正答:避難器具(避難はしご・緩降機・救助袋等)はバルコニーや開口部に設置されることが多く、その設置場所(バルコニー)は共用部分であるため維持管理の責任は管理組合が負う。

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避難はしごや緩降機・救助袋はバルコニーや廊下の共用部分に設置されているため、維持管理の責任は管理組合が負います。アが正しい記述です。緩降機はロープで一人ずつ降りるため、大人数が一度に使うには時間がかかります(イは正しい記述で、アと比較するとどちらも正しそうですが、避難器具の管理責任という観点でアが最適)。避難器具は法令で設置義務があります(ウが誤り)。避難ハッチの上に荷物を置くのは消防法上の違反です(エが誤り)。

標準試験対策の基準レベル

アが正答です。避難器具(消防法施行令25条・26条)はバルコニー・共用廊下・開口部等の共用部分に設置され、設置・維持管理(定期点検・動作確認)の責任は防火対象物の管理者(管理組合)が負います。イも内容は概ね正しいですが、アが「管理責任」という観点からより直接的に問われています。緩降機は1本のロープで1人が降下し、カウンターウエイト(反対側に錘)方式で自動降下するため連続使用は可能ですが、大人数避難では複数器具の必要性があります。ウは誤りで、消防法施行令25条・26条は一定規模以上の防火対象物(共同住宅含む)に避難器具の設置を義務付けており、設置義務のある防火対象物に対して設置を省略することはできません。エは誤りで、避難ハッチ上への荷物放置は消防法上の避難障害として禁止されており(消防法8条の消防計画・管理組合の使用細則・消防署の指導対象)、管理組合は居住者に対して周知・是正を求める義務があります。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

避難器具の種類・設置基準・管理はマン管試験の重要論点です。避難器具の種類(消防法施行令26条・規則27条):①避難はしご(固定・収納型・立てかけ型・つり下げ型)、②緩降機(ロープ・回転降下型:1人ずつ自動降下、速度約1m/s)、③救助袋(展張式:斜降型・垂直降下型:大人数・高齢者・子供でも使いやすい)、④避難ロープ、⑤すべり台(スライダー型:幼稚園・高齢者施設等)、⑥避難ハッチ(下降式ハッチ:バルコニー床に設置・下階への脱出口)。マンションでは緩降機・避難はしご・避難ハッチが最も多く設置されます。避難ハッチ(下降ハッチ)は消防法施行令25条に基づき設置され、上階から下階への垂直降下路を提供します。通常はバルコニー床に格納された蓋(ハッチ蓋)を開けてはしごを降ろして使用します。ハッチ上への荷物放置は消防法8条(消防計画上の義務)違反となり、管理組合の防火管理者が是正指導する義務があります。避難器具の定期点検は消防設備点検の一部として6ヶ月・1年の頻度で実施し、①外観点検(腐食・損傷・格納状態)、②機能点検(展開・降下動作確認)を行います。緩降機のロープの劣化(引張強度)・金具の腐食は使用時の墜落事故につながるため、特に注意が必要です。管理組合は点検記録を保管し、老朽化した避難器具の計画的更新(耐用年数:概ね10〜15年)を長期修繕計画に反映させます。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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