建築・設備52消防・防災

マン管 建築・設備 問52:消防・防災

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンションの非常用照明装置・誘導灯に関する次の記述のうち、建築基準法及び消防法によれば、最も適切なものはどれか。

  • 非常用照明装置(建築基準法)と誘導灯(消防法)は異なる目的・規定に基づく設備であり、非常用照明装置は停電時の在館者の安全確保(避難路の照度確保)を目的とし、誘導灯は避難方向を示す標識機能を持つ。正答
  • 非常用照明装置の蓄電池(バッテリー)は少なくとも60分間の連続点灯性能が法令上求められており、30分間では基準を満たさない。
  • 誘導灯(避難口誘導灯・通路誘導灯)は常時点灯が原則であり、昼間でも消灯することはできないが、防災センター等による夜間消灯は認められている。
  • マンションの共用部分には非常用照明装置を設置しなければならないが、専有部分(住戸内)への設置義務は区分所有者が個別に判断できる。
正答:非常用照明装置(建築基準法)と誘導灯(消防法)は異なる目的・規定に基づく設備であり、非常用照明装置は停電時の在館者の安全確保(避難路の照度確保)を目的とし、誘導灯は避難方向を示す標識機能を持つ。

AI解説(初心者・標準・上級)

理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠条文・標準管理規約・国土交通省ガイドラインも明記。

初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

非常用照明装置と誘導灯は別の設備です。非常用照明は停電の時に「暗くならないように床が照らされる」装置で避難路の明るさを確保します。誘導灯は「出口はこちら」「非常口」と方向を示す緑の標識灯です。アが正しい記述です。非常用照明の連続点灯時間は30分以上が建築基準法の基準で、60分は求めていません(イが誤り)。誘導灯は基本的に常時点灯です(ウは複雑なので確認要)。

標準試験対策の基準レベル

アが正答です。非常用照明装置(建築基準法施行令126条の4・5)は、停電時でも避難路・廊下・階段等において一定の照度(床面照度1lx以上:蛍光灯等の場合2lx以上)を確保する装置で、蓄電池または自家発電設備で30分以上の連続点灯が求められます。誘導灯(消防法・誘導灯及び誘導標識の設置基準告示)は火災時の避難方向・出口を誘導する標識機能を持つ設備(緑地に白の矢印・人のマーク:国際標準色)です。イは誤りで、非常用照明装置の蓄電池の連続点灯性能は建築基準法施行令126条の5第1項1号により30分以上とされており、60分が義務ではありません(60分以上を求める特別の基準は一部の用途で適用される場合がありますが、一般的な共同住宅では30分)。ウは誤りで、誘導灯は消防法上「常時点灯」が原則ですが、消防庁通達(消防庁告示)により「常用電源点灯・蓄電池点灯の選択ができる場合」や「一定条件下での消灯(自動点灯型:人感センサーまたは火災信号連動等)」が認められる場合があります。一律に「昼間でも消灯不可」とは限りません。エは誤りで、建築基準法上の非常用照明装置の設置義務は用途・面積・構造に応じて適用され、住戸(専有部分)への設置義務は建築基準法令126条の4の規定による(特殊建築物や一定規模の居室等に適用)もので、区分所有者が任意に判断できるわけではありません。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

非常用照明装置と誘導灯の二重構造はマンションの防火安全設計の重要テーマです。建築基準法の非常用照明装置(令126条の4)設置対象:①特殊建築物の居室(共同住宅は特殊建築物に該当)、②階数3以上かつ延べ面積500m²超、③無窓の居室等。照度基準:床面で1lx以上(蛍光灯・LEDの場合:2lx以上)。蓄電池の性能:30分以上の連続点灯(停電後も30分は照度を確保)。非常用照明装置の光源は①白熱灯型(直結型・蓄電池内蔵型)、②蛍光灯型、③LED型が用いられます。LED型の特徴:消費電力が少なく蓄電池容量を小さくできる・長寿命(蓄電池は定期交換必要)・即時点灯。誘導灯(消防法)の設置基準:①避難口誘導灯:避難口(出口・非常口)に設置。大型・中型・小型に分類され、視認距離が異なる(大型:60m・中型:30m・小型:15m)、②通路誘導灯:廊下・通路に設置して避難方向を示す。白地に緑の矢印(JIS Z 9103)。誘導灯の常時点灯義務と自動点灯型の適用:2008年消防庁通達(消防予第237号)により、一定条件下(消防機関への通報設備連動・人感センサー連動等)での点灯型(省エネ型)誘導灯の設置が認められました。管理組合は非常用照明装置・誘導灯の定期点検(消防設備点検:6ヶ月・年1回)で電池の電圧確認・点灯試験を行い、寿命(一般に5〜7年)に応じた電池交換・本体更新を長期修繕計画に計上します。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

関連論点

非常用照明装置・誘導灯の設置頻出度B

建築・設備の他の問題

1
建築構造
2
建築構造
3
建築構造
4
建築構造
5
建築構造
6
建築構造
建築・設備の一覧

科目別に解いて、マン管に合格

5科目のオリジナル問題。各問に根拠条文・標準管理規約・国土交通省ガイドラインとAI解説(3レベル)付き・閲覧無料。