建築・設備53消防・防災

マン管 建築・設備 問53:消防・防災

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

高層マンションに設置される非常用エレベーター・非常用コンセントに関する次の記述のうち、建築基準法によれば、最も適切なものはどれか。

  • 非常用エレベーターは高さ31mを超える建築物に設置が義務付けられており、火災時に消防隊が使用するための設備で、通常時は一般の乗用エレベーターとして使用することができる。正答
  • 非常用エレベーターの設置義務がある建築物では、火災発生時に全エレベーターを最下階(1階)に自動帰還させる「火災時管制運転」が義務付けられているが、非常用エレベーターは消防隊が手動操作に切り替えることができない。
  • 非常用コンセントは地上11階以上の各階の共用廊下等に設置が義務付けられており、消防隊が使用する電動ホースリールや照明等に電力を供給するための設備である。
  • 非常用エレベーターは通常時は使用禁止とされており、定期的な点検時のみ稼働させることができる。
正答:非常用エレベーターは高さ31mを超える建築物に設置が義務付けられており、火災時に消防隊が使用するための設備で、通常時は一般の乗用エレベーターとして使用することができる。

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非常用エレベーターは高さ31mを超えるマンションに設置が義務付けられています。普段は普通のエレベーターとして使えて、火災の時は消防隊が使用します。アが正しい記述です。非常用エレベーターは消防隊が手動操作(専用キー)で優先使用できます(イが誤り)。非常用コンセントの設置は地上11階以上で正しいです(ウも正しい内容)。アとウで迷いますが、アが設置基準の高さ「31m超」という核心数値を問う最適な選択肢です。

標準試験対策の基準レベル

アが正答です。非常用エレベーター(建築基準法施行令129条の13の3)は高さ31mを超える建築物に設置義務があります(高さ31mを超える部分の全ての床面積に対応する数量)。通常時は一般乗用エレベーターとして使用可能ですが、火災時には消防隊員専用キー(非常用キー)による操作で最優先運行・消防隊専用運転に切り替えます。ウの内容(非常用コンセント:11階以上)も正しい記述ですが、アが「非常用エレベーターの核心基準(31m超)」を問う設問の最適解です。イは誤りで、火災時には非常用エレベーターを消防隊が専用キーで「消防隊専用運転」に切り替えて手動操作することができます(令129条の13の3第3号)。エは誤りで、非常用エレベーターは通常時は一般乗用エレベーターとして使用可能です(通常時使用禁止ではない)。定期点検(昇降機等定期検査:年1回)も実施します。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

非常用エレベーターと非常用コンセントはマンション管理において重要な消防活動支援設備です。非常用エレベーターの設置基準(令129条の13の3):設置義務は高さ31m超の建築物。台数は高さ31m超の最上階床面積に応じて1〜複数台(最上階床面積4,500m²以下:1台・超:追加)。非常用エレベーターの仕様要件:①かごの内法(有効内部寸法):奥行1.35m以上・幅1.1m以上以上(担架対応サイズ)、②積載量:750kg以上(10人以上対応)、③速度:60m/min以上(高さ100mを超える場合は計算値)、④予備電源(自家発電設備・蓄電池等)への接続、⑤第2次非常電源への接続(停電時も60分以上の連続運転)。非常用コンセント(消防法施行令29条の2):設置義務は地上11階以上の部分に各階の廊下等に設置。単相交流100V・15A以上、1の防火対象物に2口以上。消防隊が使用する電動ホースリール・照明・ポンプ等の電源として機能します。管理組合は非常用エレベーターの定期検査(年1回・昇降機等定期検査)と非常用コンセントの消防設備点検(6ヶ月・年1回)を確実に実施し、自家発電設備との連動試験(停電時の切替試験)を定期的に実施することが求められます。自家発電設備の燃料(軽油・重油)の定期的な補充・品質管理も維持保全の重要事項です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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