建築・設備60大規模修繕・長期修繕計画

マン管 建築・設備 問60:大規模修繕・長期修繕計画

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンションの大規模修繕工事の発注方式に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • 設計施工分離方式は設計・監理と施工を別々の者に発注する方式で、設計事務所(建築士)が設計・工事監理を担い、施工会社を競争入札で選定するため、工事品質の第三者チェック機能が高い。正答
  • 設計施工一括方式(設計施工一体型)では施工会社が設計も担当するため、設計内容・工事費の妥当性を第三者が確認できる点で最も透明性が高い発注方式である。
  • 大規模修繕工事の発注において複数の施工会社から見積もりを取ること(相見積もり)は、談合防止・費用の適正化に効果的であるが、法令上施工会社を1社に絞ることを義務付けている規定がある。
  • マンションの大規模修繕工事の発注に際して建築士(設計事務所)をコンサルタントとして活用することは、建設業法上の規制により禁止されている。
正答:設計施工分離方式は設計・監理と施工を別々の者に発注する方式で、設計事務所(建築士)が設計・工事監理を担い、施工会社を競争入札で選定するため、工事品質の第三者チェック機能が高い。

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初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

設計施工分離方式は、工事の設計と施工を別の会社に頼む方法です。建築士事務所が設計・監理をして、施工会社は競争入札で選ぶため、第三者がチェックする仕組みがあり透明性が高いです。アが正しい記述です。設計施工一括は施工会社が設計も担うため、第三者チェックが弱くなります(イが逆)。相見積もりを義務付ける法令はありません(ウが誤り)。建築士コンサルタントの活用は禁止されていません(エが誤り)。

標準試験対策の基準レベル

アが正答です。設計施工分離方式(分離発注)は①建築士事務所(コンサルタント)が劣化診断・修繕設計・工事仕様書を作成、②設計図書に基づいて複数の施工会社から競争見積もりを取得、③工事中は建築士が工事監理(施工品質のチェック・材料確認・出来形確認)を担当するという流れで、第三者による品質確保・費用の透明性が最も高い方式です。イは逆で誤りです。設計施工一括方式(設計施工一体型)は施工会社が設計提案から施工まで一括して担うため、施工会社の視点で設計されることが多く、独立した第三者チェックが弱くなりやすい面があります(透明性が最も高いとは言えない)。ウは誤りで、大規模修繕工事の発注方法を1社に絞ることを義務付けた法令はなく、複数社からの見積もり取得(相見積もり・競争入札)は推奨される方法です。エは誤りで、建築士事務所・一級建築士をコンサルタントとして活用(設計監理業務・修繕コンサルタント業務)することは建設業法・建築士法上なんら制限されておらず、むしろ積極的に活用が推奨されています。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

大規模修繕工事の発注方式はマンション管理組合の実務において重大な意思決定事項です。主要3方式の詳細比較:①設計施工分離方式(分離発注・設計監理方式):設計事務所(一級建築士事務所)が設計図書・仕様書を作成→入札(競争見積もり)→工事監理(現場立会・品質検査・施工記録確認)。メリット:品質・コストの透明性最高。デメリット:設計監理費(工事費の数%〜10%程度)が必要。②設計施工一括方式:施工会社が設計提案・施工を一括受注。メリット:窓口一本化・調整が楽。デメリット:第三者の設計監理がなく品質確保が施工会社頼み・費用の妥当性確認が難しい。③責任施工方式(管理会社提案型):管理会社が施工会社を提案・調整。メリット:管理組合の負担が少ない。デメリット:利益相反(管理会社と施工会社の関係)のリスク・コスト高になる可能性。国土交通省・マンション管理センターは①設計施工分離方式の推奨、②複数社からの競争見積もり実施、③第三者コンサルタント(一級建築士事務所)の活用を推奨しています。管理組合は理事会・大規模修繕委員会の設置、修繕コンサルタントの選定(公募・面接による選定)、設計監理業務の適切な契約を経て透明性の高い大規模修繕工事を実施することが求められます。工事費の適正水準は専門家のアドバイス・複数見積もりの比較によってのみ判断できる点を管理組合員が理解することが重要です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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