マン管
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

マン管 マンション管理関係法令 問51|被災マンション法の適用要件

問題

マン管 | マンション管理関係法令 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法(以下「被災マンション法」)の適用要件に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

キーボード:1〜4で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は ウ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

被災マンション法の特例は、「大規模な火災、震災その他の災害で政令で定めるもの」によって区分所有建物が滅失した場合や大規模一部滅失をした場合に、政令で定める期間に限って適用されます(2条・5条)。災害があれば当然に適用されるわけではなく(ア)、建替え決議の不成立を補う法律でもありません(イ)。大規模一部滅失は「床面積」ではなく建物の「価格」の2分の1を基準に考えます(エ)。正答はウです。

被災マンション法2条は、大規模な火災、震災その他の災害で政令で定めるものにより区分所有建物が滅失した場合(大規模一部滅失の後に取壊し決議や全員の同意で取り壊された場合を含む)に、政令の施行の日から起算して6年を超えない範囲内で政令で定める期間に限り、区分所有法75条〜77条の決議要件の「五分の四」を「三分の二」とするなどの特例を定めます。5条は、同じ災害で区分所有建物が大規模一部滅失をした場合に、区分所有法62条(建替え決議)や64条の5〜64条の8の決議の「五分の四」を「三分の二」とするなどの特例を定めます。区分所有法61条は、建物の価格の2分の1以下に相当する部分が滅失したとき(1項)と、それ以外の一部滅失(5項)を分けており、後者がいわゆる大規模一部滅失です。よってウが正しく、ア・イ・エは誤りです。正答はウです。

2026年4月1日施行の改正で、被災マンション法は、区分所有法の決議要件や手続の特例を定める法律として整理されました。建物が滅失した場合の敷地共有者等による決議は区分所有法75条〜77条に、大規模一部滅失の場合の建替え・建物更新・建物敷地売却・建物取壊し敷地売却・取壊しの決議は区分所有法62条・64条の5〜64条の8に置かれ、被災マンション法はそれらの多数決要件を政令で定める期間に限り3分の2に緩和するなどの特例を定めます。大規模一部滅失の場合の復旧決議は区分所有法61条5項で、集会に区分所有者(議決権を有しないものを除く)の過半数であって議決権の過半数を有するものが出席し、出席した区分所有者及びその議決権の各3分の2以上の多数で行います。被災マンション法5条1項は、政令で定める災害の場合に、区分所有法61条14項の「建物の一部が滅失した日から六月以内に」を、政令で定める期間内に読み替えています。団地内の建物についても、6条〜11条に団地建物所有者集会の招集通知・建替え承認・一括建替え等の特例があります。試験では、特例が「政令で定める災害」「政令で定める期間」に限って働くことと、改正で決議の置き場所が区分所有法に移った点を押さえましょう。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。