問題
特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(以下「履行法」)における、自ら売主として新築住宅を引き渡した宅地建物取引業者の基準日・届出・契約締結の制限に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
キーボード:1〜4で選択・Enterで次へ
答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
履行法の基準日は毎年3月31日の年1回です。新築住宅を引き渡した宅建業者は、基準日ごとに保証金の供託と保険契約の締結の状況を免許権者に届け出なければならず、供託と届出をしないと、基準日の翌日から起算して50日を経過した日以後は、新たに自ら売主となる新築住宅の売買契約を結べなくなります。正答はエです。
履行法13条は、11条1項の新築住宅を引き渡した宅地建物取引業者は、同項の供託をし、かつ、12条1項の届出をしなければ、当該基準日の翌日から起算して50日を経過した日以後においては、新たに自ら売主となる新築住宅の売買契約を締結してはならないと定めます(エが正しい)。基準日は3条1項で「三月三十一日」と定められており年1回であるため、アは誤りです。12条1項は、11条1項の新築住宅を引き渡した宅地建物取引業者に、基準日ごとに保証金の供託「及び」保険契約の締結の状況を届け出る義務を課しており、保険だけで資力確保をしている場合にも届出は必要なので、イは誤りです。11条6項は、供託は当該宅地建物取引業者の主たる事務所の最寄りの供託所にするものとしているため、ウは誤りです。正答はエです。
履行法は、品確法95条1項により新築住宅の売主が負う10年間の瑕疵担保責任(特定住宅販売瑕疵担保責任)を、売主が倒産した場合でも果たせるよう、資力の確保を義務付ける法律です。宅地建物取引業者は、毎年、基準日(3月31日)から3週間を経過する日までの間において、基準日前10年間に自ら売主として買主に引き渡した新築住宅について、住宅販売瑕疵担保保証金を供託していなければなりません(11条1項)。保証金の額は、住宅販売瑕疵担保責任保険契約を締結して保険証券等を買主に交付した住宅を除いた戸数(販売新築住宅)を基礎に算定する基準額以上であり(11条2項)、供託先は主たる事務所の最寄りの供託所です(11条6項)。保険でまかなった住宅は戸数から除かれるだけであり、基準日ごとの届出義務(12条1項)は、供託と保険契約の締結の状況の両方について負います。届出先は、宅地建物取引業の免許を受けた国土交通大臣又は都道府県知事です。供託と届出をしなければ、基準日の翌日から起算して50日を経過した日以後は、新たに自ら売主となる新築住宅の売買契約を締結できません(13条本文)。ただし、基準日後に基準額に不足する額を供託し、その供託について免許権者の確認を受けたときは、確認を受けた日以後は締結できるようになります(13条ただし書)。建設業者についても、3条(供託)・4条(届出)・5条(請負契約の新たな締結の制限)に同じ構造の規定があります。「3月31日・3週間・50日・主たる事務所の最寄りの供託所」を組にして覚えておきましょう。
- 住宅の品質確保の促進等に関する法律第95条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

