民法・区分所有法72区分所有法

マン管 民法・区分所有法 問72:区分所有法

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

マンションの専有部分の使用方法の制限(用途制限)に関する次の記述のうち、区分所有法及び標準管理規約の考え方によれば、最も適切なものはどれか。

  • 住居専用マンションにおいて「住居以外の用途に供してはならない」と定めた規約の規定は、区分所有者の財産権を過度に制限するものとして原則無効である。
  • 住居専用マンションの規約で住居使用のみを認めていた場合でも、区分所有者は、自己が経営する有料老人ホームの一居室として専有部分を使用することができる。
  • 住居専用マンションの規約でAirbnb等の民泊(短期賃貸)を禁止する規定を設けた場合、当該規定は有効である。正答
  • 区分所有者が専有部分で行うテレワーク(在宅勤務)は、常に規約の用途制限(住居専用)に違反する。
正答:住居専用マンションの規約でAirbnb等の民泊(短期賃貸)を禁止する規定を設けた場合、当該規定は有効である。

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住居専用の規約は有効です(ア:誤り・最高裁も有効と認めた判例あり)。有料老人ホームへの使用は「住居以外の用途」として規約違反になります(イ:誤り)。Airbnb等の民泊禁止規定も有効です(ウ:正しい)。テレワーク(在宅勤務)は「住居」の使用の一態様として許容されるのが一般的です(エ:誤り)。正答はウです。

標準試験対策の基準レベル

標準管理規約12条は「区分所有者は、その専有部分を専ら住宅として使用するものとし、他の用途に供してはならない」と規定します。この住居専用規定は区分所有法6条1項(共同利益背反行為の禁止)と相まって有効とされています(最高裁・最判平成10年6月12日はペット禁止規約を有効とし、用途制限規約も同様の有効性判断が適用されます)。民泊(Airbnb等の短期賃貸)の禁止規定については、旅館業法の適用・近隣への騒音等の問題から「住居の共同利益を害する可能性がある」として、民泊禁止規定の有効性を認める解釈が確立しています(2018年住宅宿泊事業法施行後も規約による禁止は有効)。ウが正答。アは誤り(最判の枠組みで有効)。イは誤り(有料老人ホームは「住居」の用途を超える)。エについて、テレワーク(在宅勤務)は「住居での業務補助行為」として「住宅としての使用」の範囲内と解釈されるのが一般的です(標準管理規約コメント12条関連・「在宅勤務は住居専用規定違反とならない」という国土交通省の見解がある)。エは誤り。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

専有部分の用途制限(標準管理規約12条・区分所有法6条1項)はマン管試験で実際の事例との照合問題として出題されます。住居専用規定の有効性:最高裁(最判平成10年6月12日・ペット禁止規約)は「マンション規約の制限は、共同生活上必要な限度で合理性があれば有効」と判示しており、住居専用規定もこの基準で有効です。用途制限の典型事例と判断:①住居専用違反:有料老人ホーム・民泊・事務所・店舗(明確な商業利用)→違反。②住居専用の範囲内:在宅勤務(テレワーク)・子供の習い事教室(少人数・短期間)・SOHO的使用(主として住居・一部業務利用)→違反なし・または軽微違反。③グレーゾーン:自宅開業(個人事業の事務所)・少人数の塾(頻繁な第三者の出入り)→個別判断(管理組合の裁量・近隣への影響等を考慮)。民泊(住宅宿泊事業)の規約禁止:2018年住宅宿泊事業法施行後、管理組合が「住宅宿泊事業を禁止する規約」を設けた場合は適法に禁止でき、国土交通省も規約による禁止を認める通知を出しています(平成30年国土交通省住宅局通知)。用途制限違反に対する措置:①注意・勧告(管理組合)→②区分所有法57条の行為停止請求(裁判外)→③57条訴訟(集会普通決議)→④58条使用禁止請求(集会各3/4以上)→⑤59条競売請求(集会各3/4以上+催告)という段階的措置が一般的です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:マンション管理センター公表の出題範囲(マンション管理士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は公益財団法人 マンション管理センター・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはセンターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / マンション管理適正化法・区分所有法・建替え円滑化法・標準管理規約・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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