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法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

社労士 健康保険法 問32|健康保険組合の合併・分割・解散と権利義務の承継

問題

社労士 | 健康保険法 | 令和9年度(2027年度)試験対応・数値確認日 2026-10-01

健康保険組合の合併・分割・解散に関する次のア〜オの記述のうち、正しいものはいくつあるか。 - ア. 健康保険組合は、合併しようとするときは、組合会において組合会議員の定数の4分の3以上の多数により議決し、厚生労働大臣の認可を受けなければならない。 - イ. 合併により設立された健康保険組合又は合併後存続する健康保険組合は、合併により消滅した健康保険組合の権利義務を承継する。 - ウ. 健康保険組合の分割は、設立事業所の一部について行うことができる。 - エ. 健康保険組合が解散する場合において、その財産をもって債務を完済することができないときであっても、設立事業所の事業主に費用の負担を求めることはできない。 - オ. 協会は、解散により消滅した健康保険組合の権利義務を承継しない。

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答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正しいものはア・イの2個で、正答はイです。

合併は組合会議員の定数の4分の3以上で議決し、厚生労働大臣の認可を受けます(第23条第1項)。合併後の組合は消滅した組合の権利義務を承継します(同条第3項)。

ウは分割を設立事業所の一部について行うことはできないので誤り(第24条第2項)、エは組合が事業主に費用の負担を求めることができるので誤り(第26条第3項)、オは協会が権利義務を承継するので誤りです(同条第4項)。

健康保険組合の合併・分割・解散の整理:

項目条文の定め根拠
合併組合会議員の定数の4分の3以上で議決+厚生労働大臣の認可第23条第1項
合併後の権利義務新設・存続組合が消滅組合の権利義務を承継第23条第3項
分割4分の3以上の議決+認可。設立事業所の一部についてはできない第24条第1項・第2項
解散の理由①4分の3以上の議決 ②事業の継続の不能 ③解散の命令第26条第1項
債務を完済できないとき組合が設立事業所の事業主に費用の負担を求めることができる第26条第3項
解散後の権利義務協会が承継第26条第4項

各選択肢の解説:

  • ア(正): 第23条第1項のとおりです。
  • イ(正): 第23条第3項のとおりです。
  • ウ(誤): 第24条第2項は「設立事業所の一部について行うことはできない」と定めています。
  • エ(誤): 第26条第3項は、当該健康保険組合が設立事業所の事業主に対し、政令で定めるところにより費用の全部又は一部の負担を求めることができるとしています。
  • オ(誤): 第26条第4項は「協会は、解散により消滅した健康保険組合の権利義務を承継する」と定めています。

【合併(ア・イ)】

第23条第1項は、合併しようとする健康保険組合に、組合会において組合会議員の定数の4分の3以上の多数により議決し、厚生労働大臣の認可を受けることを求めています。合併によって新たに組合を設立するときは、各組合が役員又は組合会議員のうちから選任した設立委員が共同して規約を作ります(同条第2項)。合併により設立された組合又は合併後存続する組合は、消滅した組合の権利義務を承継します(同条第3項)。

【分割(ウ)】

第24条は、分割にも組合会議員の定数の4分の3以上の議決と厚生労働大臣の認可を求めたうえで(第1項)、「設立事業所の一部について行うことはできない」と定めています(第2項)。さらに、分割後の各組合の被保険者の数は、第11条第1項(共同設立の組合では同条第2項)の政令で定める数以上でなければなりません(第3項)。分割により設立された組合が承継するのは権利義務の「一部」で、その限度は分割の議決とともに議決し、厚生労働大臣の認可を受けます(第5項・第6項)。

【解散(エ・オ)】

第26条第1項は解散の理由を、①組合会議員の定数の4分の3以上の多数による組合会の議決、②事業の継続の不能、③第29条第2項による解散の命令の3つとし、①②によるときは厚生労働大臣の認可が必要です(第2項)。解散する場合に財産で債務を完済できないときは、当該組合が設立事業所の事業主に、政令で定めるところにより、債務を完済するための費用の全部又は一部の負担を求めることができます(第3項)。解散により消滅した組合の権利義務は協会が承継します(第4項)。なお、第27条は現行法では削除されています。

【4分の3と2分の1の使い分け】

合併・分割・解散の議決はいずれも組合会議員の定数の4分の3以上です。これに対し、組合の設立(第12条第1項)と設立事業所の増減(第25条第1項)は、被保険者の2分の1以上の同意を要件としています。組合会での議決か、被保険者の同意かという違いとあわせて整理しておきます。

この問題の根拠根拠: 健康保険法第23条第1項・第3項(合併の議決・権利義務の承継)・第24条第1項・第2項(分割の議決・設立事業所の一部についての分割の禁止)・第26条第1項〜第4項(解散の理由・認可・事業主への費用負担の求め・協会による権利義務の承継) 確認日: 2026-09-30 出典: e-Gov 法令検索 健康保険法(法令ID 211AC0000000070) https://laws.e-gov.go.jp/law/211AC0000000070
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 健康保険法第23条第1項・第3項(合併の議決・権利義務の承継)・第24条第1項・第2項(分割の議決・設立事業所の一部についての分割の禁止)・第26条第1項〜第4項(解散の理由・認可・事業主への費用負担の求め・協会による権利義務の承継) 確認日: 2026-09-30 出典: e-Gov 法令検索 健康保険法(法令ID 211AC0000000070) https://laws.e-gov.go.jp/law/211AC0000000070 各根拠条文は厚生労働省「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和9年度(2027年度)試験に向けて2026年10月1日時点の現行法令の数値を反映(令和9年4月の法改正で変わる箇所は試験前に更新・数値確認日 2026-10-01)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達は改正されることがあるため、最新の内容は厚生労働省・全国社会保険労務士会連合会の公式情報をご確認ください。

この問題の関連トピック

  • 健康保険組合の合併・分割・解散と権利義務の承継(第23条・第24条・第26条
  • 頻出度B

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