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法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

社労士 国民年金法 問31|国民年金保険料の前納

問題

社労士 | 国民年金法 | 令和9年度(2027年度)試験対応・数値確認日 2026-10-01

国民年金保険料の前納に関する次のア〜オの記述のうち、正しいものはどれか。

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答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正答はイです。

前納の割引額は期間が長いほど大きくなり、2年前納が最も大きな割引を受けられます。令和8年度の日本年金機構の公表額でも、どの納付方法でも6か月<1年<2年の順に割引額が大きくなっています。

アは誤り。前納期間は6か月・1年・2年があります。ウは誤り。口座振替のほか、クレジットカード・納付書(現金)でも前納できます。エは誤り。前納後に免除が承認されて保険料を納める必要がなくなった期間の分は、請求により還付されます(施行令第9条)。オは誤り。早割で振替できなかった場合でも、納付書など別の方法で納付できます。

国民年金保険料の前納制度の整理:

前納の種類と割引額(令和8年度・日本年金機構公表):

前納期間口座振替納付書(現金)・クレジットカード
6か月前納1,220円870円
1年前納4,510円3,820円
2年前納17,370円16,010円

割引額は毎月納付した場合との比較です。どの方法でも期間が長いほど割引が大きく、2年前納が最大です(イ)。同じ期間なら口座振替のほうが大きくなっています。

条文上の仕組み:

前納すべき額は「当該期間の各月の保険料の額から政令で定める額を控除した額」です(第93条第2項)。前納した保険料は、前納に係る期間の各月が経過した際に、その月の保険料が納付されたものとみなされます(同条第3項)。

免除との関係(エの誤りの根拠):

前納した後に、免除などにより保険料を納付することを要しなくなった場合は、その者の請求に基づき、該当する期間に係る前納保険料が還付されます(施行令第9条第1項)。書面で事前に申し出ていれば、請求がなくても還付請求があったものとみなす扱いもあります(同条第3項)。

口座振替の「早割」(オの確認):

当月分の保険料を当月末に口座振替する方法で、令和8年度は各月60円の割引です。前納とは別の仕組みで、振替できなかった月の保険料は納付書などで納めることができます。

【前納制度の法的な組み立て】

国民年金法第93条は4項で構成されています。

1. 被保険者は、将来の一定期間の保険料を前納することができる(第1項)

2. 前納すべき額は、各月の保険料の額から政令で定める額を控除した額(第2項)

3. 前納した保険料は、前納期間の各月が経過した際にその月の保険料が納付されたものとみなす(第3項)

4. 前納手続・還付その他必要な事項は政令に委任(第4項)

第3項の「各月が経過した際に納付されたものとみなす」がポイントです。2年分を一括で払っても、払った時点で24か月分の納付済期間になるわけではなく、1か月ずつ納付済期間に変わっていきます。だからこそ、途中で資格を喪失したり、第2号・第3号被保険者になったり、免除で納付を要しなくなったりしたときは、まだ経過していない月の分を還付する仕組み(施行令第9条)が必要になります。

【割引額の比較(イ)】

令和8年度の割引額(日本年金機構公表)は、口座振替で6か月1,220円・1年4,510円・2年17,370円、納付書・クレジットカードで6か月870円・1年3,820円・2年16,010円です。2年前納の割引は1年前納の4倍前後あり、期間が2倍になる以上に大きくなっています。控除する額の計算方法は政令に委ねられています(第93条第2項)。数字は毎年度変わるので、試験では「長いほど大きい」「口座振替が最も大きい」という大小関係で押さえましょう。

【前納と免除の交差点:実務でのよくある相談】

「2年前納したが、収入がなくなったので免除申請したい。前納した保険料はどうなる?」という相談は実務でよくあります。

対応の流れ:

1. 免除を申請する

2. 免除が承認され、前納期間と重なる月の保険料を納付する必要がなくなる

3. 請求(または事前の申出による自動の扱い)により、該当する期間の前納保険料が還付される(施行令第9条)

4. その月は免除期間として扱われる

「前納したから免除は関係ない」と思い込む加入者への正確な情報提供が重要です。

【納付方法の選択肢】

2年前納は、口座振替・クレジットカード・納付書(現金)のいずれでも利用できます(日本年金機構「2年前納」制度)。割引額は口座振替が最も大きく、同じ2年前納でも口座振替とそれ以外で1,360円の差があります。選択肢ウのように「口座振替のみ」とする記述は誤りです。

【上位資格(FP・年金アドバイザー)との接続:節税の観点】

前納した保険料は社会保険料控除の対象になります。2年分を一括で前納した場合の控除の年分の扱いは、所得税の取扱いを確認して判断します。FP・年金アドバイザーの試験では「前納の割引額」と「社会保険料控除との組み合わせ」が問われることがあります。社労士試験では前納期間・納付済期間とみなす時点・免除との関係(還付)が中心です。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 国民年金法第93条(前納)(https://laws.e-gov.go.jp/law/334AC0000000141)・国民年金法施行令第9条(前納保険料の還付)(https://laws.e-gov.go.jp/law/334CO0000000184)/日本年金機構「国民年金保険料の前納」「国民年金保険料の『2年前納』制度」(https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/zenno.html ・ https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/ninenzenno.html) 確認日: 2026-09-30 各根拠条文は厚生労働省「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和9年度(2027年度)試験に向けて2026年10月1日時点の現行法令の数値を反映(令和9年4月の法改正で変わる箇所は試験前に更新・数値確認日 2026-10-01)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達は改正されることがあるため、最新の内容は厚生労働省・全国社会保険労務士会連合会の公式情報をご確認ください。

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