法令上の制限11都市計画法(開発許可)

宅建士 法令上の制限 問11:都市計画法(開発許可)

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

都市計画法の開発許可が不要となる行為に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、各選択肢の規模は許可基準規模以上であるものとする。

  • 市街化区域内において、病院を建築するための開発行為は、公益性が高いため規模にかかわらず開発許可が不要である。
  • 市街化区域内において、駅舎その他の鉄道の施設を建築するための開発行為は、規模にかかわらず開発許可が不要である。
  • 非常災害のために必要な応急措置として行う開発行為は、都市計画区域内において行われる場合でも開発許可が不要である。正答
  • 都市計画事業の施行として行う開発行為は、事業認可を受けていない場合でも開発許可が不要である。
正答:非常災害のために必要な応急措置として行う開発行為は、都市計画区域内において行われる場合でも開発許可が不要である。

AI解説(初心者・標準・上級)

理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠条文・国土交通省ガイドライン・RETIO通達も明記。

初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

開発許可が不要な行為として法29条1項各号に列挙された許可不要規定があります。そのなかで「非常災害のために必要な応急措置として行う開発行為」は、規模・区域を問わず許可不要とされています(法29条1項7号)。ウが正答です。病院は公益施設ですが規模が基準以上であれば許可が必要です。鉄道施設・都市計画事業にも一定の条件があります。

標準試験対策の基準レベル

法29条1項各号の許可不要規定を確認します。ア:病院(学校・社会福祉施設等の公益施設)は法29条1項3号で「鉄道・医療・教育・社会福祉等の公益施設を目的とする開発行為」として許可不要と規定されています。ただし、これは原則として市街化区域以外の区域(非線引き都市計画区域・準都市計画区域・それ以外の区域)に限られ、市街化区域内では規模基準(1,000平方メートル以上)の開発行為は許可が必要です。よってアは「規模にかかわらず不要」としている点が誤り。イ:鉄道施設(駅舎等)は法29条1項3号の対象ではあるものの、市街化区域内での規模以上の開発には許可が必要な場合があり「規模にかかわらず不要」は誤り。ウ:法29条1項7号「非常災害のために必要な応急措置として行う開発行為」は区域・規模を問わず許可不要で正答。エ:法29条1項1号「都市計画事業の施行として行う開発行為」は許可不要ですが、「事業認可を受けていない場合」は認定なしの事業として許可不要規定が適用されないので誤り。

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

法29条1項の開発許可不要規定は次の8号から成ります。1号:都市計画事業の施行として行う開発行為。2号:土地区画整理事業として行う開発行為。3号:市街地再開発事業として行う開発行為。(以下3号は公益施設等)4号:農林漁業用建築物等のための開発行為。5号〜8号:非常災害応急措置・仮設建築物・環境省令で定める軽微な開発行為等。公益施設に関する許可不要規定(法29条1項3号)は誤解されやすい論点で、「図書館・学校・病院等の公益施設は常に許可不要」という認識は誤りです。市街化区域内では規模基準(1,000平方メートル以上)を超える公益施設の開発行為も許可が必要です。例外として認められているのは、非線引き都市計画区域・準都市計画区域・都市計画区域外のみです(法29条2項は都市計画区域外の場合も3号適用)。非常災害応急措置(7号)の「非常災害」は水害・地震・噴火等の自然災害を指し、人為的な事故は含まれません。また「応急措置」であるため、災害後の本格的な復旧・再建工事は通常の開発許可が必要となります。都市計画事業(1号)の許可不要は「認可を受けた都市計画事業の施行として行う」ことが条件であり、認可前の準備工事等には適用されません。宅建業者が防災・復興絡みの土地取引を扱う際は、開発許可の有無が許可不要規定(特に7号)で解消されているかを確認することが重要です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

関連論点

開発行為の許可不要規定・公益施設頻出度A

法令上の制限の他の問題

1
都市計画法(区域区分)
2
都市計画法(区域区分)
3
都市計画法(用途地域)
4
都市計画法(開発許可)
5
都市計画法(開発許可)
6
都市計画法(開発許可)
法令上の制限の一覧

科目別に解いて、宅建士に合格

4科目のオリジナル問題。各問に根拠条文・国土交通省ガイドライン・RETIO通達とAI解説(3レベル)付き・閲覧無料。