法令上の制限12都市計画法(監督・罰則)

宅建士 法令上の制限 問12:都市計画法(監督・罰則)

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

都市計画法の違反行為に対する監督処分および罰則に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • 開発許可を受けないで開発行為を行った者に対し、都道府県知事は工事の停止を命じることができるが、既に造成された宅地の原状回復を命ずることはできない。
  • 都市計画法に違反した場合の罰則として、開発許可を受けずに開発行為を行った個人には懲役もしくは罰金または両方が科される可能性がある。正答
  • 開発許可を受けて工事を施行している者が許可の内容に違反した場合、都道府県知事は工事の停止を命ずることはできるが、許可を取り消すことはできない。
  • 宅地建物取引業者が開発許可違反の宅地を仲介取引した場合、都市計画法上の罰則は当該宅建業者にのみ適用され、発注者等には適用されない。
正答:都市計画法に違反した場合の罰則として、開発許可を受けずに開発行為を行った個人には懲役もしくは罰金または両方が科される可能性がある。

AI解説(初心者・標準・上級)

理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠条文・国土交通省ガイドライン・RETIO通達も明記。

初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

開発許可を受けずに開発行為を行った場合や、許可内容に違反した場合、都道府県知事は工事停止命令・原状回復命令等の監督処分ができます。また、違反した者には懲役または罰金(またはその両方)が科せられます。イが正答です。

標準試験対策の基準レベル

ア:法81条1項で都道府県知事は無許可開発行為者等に対して「工事の停止命令・原状回復命令等」を行えると規定されており、原状回復命令も可能です。アは「原状回復を命ずることはできない」としており誤り。ウ:法81条1項で許可内容違反者に対して「許可の取り消し」も可能と規定されており、ウは「取り消すことができない」としており誤り。エ:都市計画法の罰則は違反行為を行った者に適用されるため、仲介業者が主体的に違反行為に関与した場合は適用される可能性があります。「発注者等には適用されない」は誤り。イ:法81条3項で「(所定の命令に違反した者)は1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金またはその両方が科される」とされており、懲役・罰金・両方のいずれもあり得るので正しい。正答

上級誤答論破・根拠条文・通達まで深掘り

都市計画法の監督処分(法81条)は、都道府県知事が違反開発行為者(無許可・許可条件違反・不正手段取得等)に対して行使できる行政上の強制権限です。具体的な処分類型は①工事の停止命令、②許可内容に従った工事の実施命令、③原状回復命令(造成前の状態への回復)、④許可の取り消し(法84条)です。原状回復命令は「既に造成された宅地を元の農地・原野等に戻す」ことを命じる強力な処分で、工事施行者への費用負担となります。罰則規定は法91条以下に規定されており、開発許可不取得での開発行為は1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金(法91条1号相当)、虚偽申請等による許可取得は1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金等が定められています。両罰規定(法96条)により、法人の代表者・使用人等が違反行為を行った場合は行為者個人だけでなく当該法人も罰金刑の対象となります。宅建業者が開発許可違反の宅地を取引する場合の法的リスクは、宅建業法上の規制(業務停止・免許取消等)に加え、都市計画法上の両罰規定による刑事罰、売買契約の瑕疵担保責任、買主への損害賠償責任が重畳します。実務上、宅建業者は取引物件の開発許可取得状況・検査済証の有無を必ず確認し、無許可開発地の取引は避けることが不可欠です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

関連論点

都市計画法違反の罰則・監督処分頻出度C

法令上の制限の他の問題

1
都市計画法(区域区分)
2
都市計画法(区域区分)
3
都市計画法(用途地域)
4
都市計画法(開発許可)
5
都市計画法(開発許可)
6
都市計画法(開発許可)
法令上の制限の一覧

科目別に解いて、宅建士に合格

4科目のオリジナル問題。各問に根拠条文・国土交通省ガイドライン・RETIO通達とAI解説(3レベル)付き・閲覧無料。