宅建士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

宅建士 法令上の制限 問35|市街化区域内農地の転用届出特例

問題

宅建士 | 法令上の制限 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

市街化区域内の農地の転用に関する次の記述のうち、農地法の規定によれば、誤っているものはどれか。

キーボード:1〜4で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は ウ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

市街化区域内の農地の転用・転用目的権利移転については農業委員会への届出で許可不要という特例があります。ただし届出は「農業委員会に届け出ること」が要件で、郵送送付日に受理とみなされるという規定はありません。「あらかじめ」届け出て農業委員会が受理することで特例が適用されます。ウが誤りで正答です。

ア:法4条1項7号で市街化区域内の農地の自己転用は「あらかじめ農業委員会に届け出れば許可不要」と規定されており正しい。イ:法5条1項6号で市街化区域内の農地の転用目的権利移転も「あらかじめ農業委員会に届け出れば許可不要」と規定されており正しい。ウ:「あらかじめ農業委員会に届け出る」とは農業委員会が届出書を受理することを意味し、郵送した日に受理とみなされるという規定はありません。特例の「あらかじめ」は転用行為・権利移転の「前に」届出書が農業委員会に受理されている必要があります。誤り。正答。エ:農地法3条(農地のまま権利移動)については、市街化区域内であっても届出特例は適用されず農業委員会の許可が必要です。これは農地としての利用継続が前提の3条と、転用目的の4条・5条では制度の趣旨が異なるためです。正しい。

市街化区域の農地転用届出特例(法4条1項7号・5条1項6号)は、市街化区域が「おおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図る区域」という性格を持つことから、農地の宅地化・転用が促進される政策目標と農地保護規制の調整として設けられた制度です。「あらかじめ(事前に)」という時的要件が重要で、転用行為や権利移転を行う「前に」、政令で定めるところにより農業委員会に届け出る必要があります(法4条1項7号・5条1項6号)。この特例には面積による上限はなく、市街化区域内の農地であれば規模にかかわらず届出で足ります。一方、3条(農地のまま権利移動)には市街化区域の特例はなく、市街化区域内でも農業委員会の許可が必要です。市街化区域外の農地を転用する場合は、届出特例は使えず都道府県知事等の許可が必要となり、農業振興地域の農用地区域に含まれていないか等もあわせて確認が必要です。宅建業者が市街化区域内農地の転用・売買を媒介する場合は、農業委員会への届出の時期(「あらかじめ」の意義)と、農地法3条と4条・5条の区別を正確に調査・説明することが重要です。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。