問題
道路法の規制に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
道路に電柱・広告塔・水管・地下室などを設けて継続して使う(占用する)ときは、道路管理者の許可が必要です(道路法32条1項)。裏を返せば、許可を受ければこうした工作物を設けることができます。「占用許可を受けても一切認められない」と言い切るアは誤りで、正答です。
イ:道路法32条1項は、道路に同項各号の工作物、物件又は施設(1号に「電柱、電線、変圧塔、郵便差出箱、公衆電話所、広告塔その他これらに類する工作物」)を設け、継続して道路を使用しようとする場合は、道路管理者の許可を受けなければならないと定めています。正しい記述です。ア:32条1項の占用許可は、まさに工作物・物件・施設を道路に設けることを認めるための許可です(1号〜7号)。「占用許可を受けても工作物の設置は一切認められない」は誤りで、正答です。ウ:建築基準法43条1項は、建築物の敷地は道路に2メートル以上接しなければならないとし、ここでいう道路から「自動車のみの交通の用に供する道路」を除いています(同項1号)。正しい記述です。エ:道路法91条1項は、道路の区域が決定された後、供用が開始されるまでの間は、何人も、道路管理者の許可を受けなければ、その区域内で土地の形質の変更や工作物の新築・改築・増築などをしてはならないと定めています。正しい記述です。
道路予定地から供用中の道路まで、段階ごとにかかる規制を整理します。①都市計画決定の段階:都市計画道路として都市計画決定されただけで、道路法上の道路の区域が決まっていない土地は、道路法の規制を受けません。この段階では都市計画施設の区域として、建築物の建築に都道府県知事等の許可が必要です(都市計画法53条1項。軽易な行為や非常災害の応急措置などは除く)。②道路の区域の決定後、供用開始まで:道路管理者は、路線の指定や認定の公示があると、道路の区域を決定して公示します(道路法18条1項)。区域が決定された後、供用が開始されるまでの間は、何人も、道路管理者の許可を受けなければ、その区域内で土地の形質の変更、工作物の新築・改築・増築・大修繕、物件の付加増置をしてはなりません(同法91条1項)。この制限で損失を受けた者には、道路管理者が通常受けるべき損失を補償します(同条3項)。③供用中の道路:道路に工作物・物件・施設を設けて継続して使用する「占用」には、道路管理者の許可が必要です(同法32条1項)。対象は、電柱・電線・広告塔(1号)、水管・下水道管・ガス管(2号)、地下街・地下室・通路(5号)、露店・商品置場(6号)などで、許可を受ければ設置できます。建築基準法との関係では、「道路法による道路」は建築基準法上の道路に当たりますが、接道義務(建築基準法43条1項)の判定では「自動車のみの交通の用に供する道路」が除かれるため、高速道路などに接しているだけでは接道義務を満たしません。宅建業者の重要事項説明では、都市計画法53条1項や道路法91条による制限(宅建業法施行令3条1項)を、対象地がどの段階にあるかを確かめたうえで説明します。
- 建築基準法第43条e-Govで原文を読む
- 都市計画法第53条e-Govで原文を読む
- 宅地建物取引業法e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

