問題
地区計画に関する次の記述のうち、都市計画法の規定によれば、正しいものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
地区計画とは、特定の地区のきめ細かなまちづくりのルールを定める都市計画です。地区計画の区域内で建築行為を行う場合は、着手30日前までに市町村長に届け出る必要があります。アはこの内容を正しく述べており正答です。
地区計画(法12条の4以下)に関する各選択肢の正誤は以下のとおりです。イ:地区計画は、用途地域が定められていない土地の区域のうち一定の要件を満たすものにも定めることができます(法12条の5第1項2号)。誤り。ア:法58条の2第1項で、地区計画の区域(地区整備計画等が定められている区域に限る)内で建築物の建築等を行おうとする者は「当該行為に着手する日の三十日前までに」行為の種類・場所・設計又は施行方法・着手予定日等を市町村長に届け出なければならないとされており正しい。正答。ウ:地区整備計画では、建築物等の用途、容積率・建蔽率、敷地面積、壁面の位置、高さのほか、建築物等の形態又は色彩その他の意匠の制限等も定めることができ(法12条の5第7項2号)、市町村は、地区計画等の内容として定められた建築物の敷地・構造・建築設備・用途に関する事項を条例で制限として定めることができます(建築基準法68条の2第1項)。容積率・建蔽率・高さに限定されるとするウは誤り。エ:市街化調整区域内でも地区整備計画を定めることができます(法12条の5第7項。ただし市街化調整区域内では、容積率の最低限度・建築面積の最低限度・高さの最低限度は定められない)。誤り。
地区計画制度(法12条の4以下)は、1980年の都市計画法改正で導入された「ミクロ」の土地利用計画制度です。用途地域というマクロ規制では対応できない、街区単位・街路沿道単位のきめ細かな環境制御を可能にします。地区計画を定めることができる区域(法12条の5第1項)は、①用途地域が定められている土地の区域(1号)、②用途地域が定められていない土地の区域のうち、住宅市街地の開発等が行われる(行われた)区域、不良な街区の環境が形成されるおそれがある区域、良好な居住環境その他優れた街区の環境が形成されている区域のいずれかに該当するもの(2号)です。届出制度(法58条の2)の「30日前」という期限は、市町村長が適合性を審査し、必要に応じて勧告等を行うための期間として設定されており、届出をせず又は虚偽の届出をした者は20万円以下の罰金に処せられます(法93条1号)。地区整備計画に定める事項(法12条の5第7項)のうち、建築物の敷地・構造・建築設備・用途に関する事項は、市町村が建築基準法68条の2第1項に基づく条例で制限として定めることができ、条例化された制限は建築確認の審査対象となって実効性が担保されます。市街化調整区域での地区計画活用は、「開発許可の特例」(法34条10号・地区計画に適合する開発行為は許可可能)として機能し、既成集落の維持や農村集落の整備に活用されています。宅建業者は地区計画の有無と地区整備計画の内容(建築制限の詳細)を重要事項説明で開示する義務があり、条例化された制限は建築確認の要件になることから、物件調査において不可欠な確認項目です。
- 都市計画法e-Govで原文を読む
- 建築基準法第68条の2e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。
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執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

