宅建士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

宅建士 権利関係 問68|借地権存続中の第三者への土地売却

問題

宅建士 | 権利関係 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

地主Aが借地権付きの土地を第三者Bに売却した場合に関する次の記述のうち、借地借家法の規定によれば、最も適切なものはどれか。

キーボード:1〜4で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

借地権者Cが建物登記(借地借家法10条1項)により対抗要件を備えていれば、底地が売却されてBが新しい地主になっても、CはBに借地権を主張できます。よってエが正答です。

借地借家法10条1項の「建物登記による対抗要件」は、土地所有権が移転した後の新地主(B)にも有効です。エは正確であり正答。アについて、借地権者Cが対抗要件(借地権の登記又は借地上の自己名義の建物の登記:民法605条・借地借家法10条1項)を備えていない場合、Cは新地主Bに借地権を対抗できません(Bが背信的悪意者に当たるなどの特段の事情がある場合を除く)。「対抗要件がなくても主張できる」とするアは誤り。ウについて、借地権付き底地の取得者Bは賃貸人の地位を承継します(民法605条の2)。賃貸人の地位承継により、AとCの間で成立した地代の額・条件も原則として引き継がれます(賃貸借の内容の承継)。「従前の条件で請求するよう強制されることはない」とするウは誤り(従前の賃貸借条件を引き継ぐ)。イについて、土地の売買は物権変動であり民法177条の登記で対抗要件を備えます。「Cへの通知が対抗要件」とするイは誤り(Bの登記が対抗要件)。

借地権付き底地の取引(底地売買)は宅建取引実務の重要テーマです。底地(借地権の対象となる土地の所有権)は借地権という制限負担付きの所有権であり、通常の土地より価値が低く評価されます(底地評価=更地価格×底地割合)。底地購入者(B)は賃貸人の地位を当然に承継します(民法605条の2・改正民法で明文化)。承継には賃借人(C)の同意は不要ですが、新賃貸人(B)が賃貸人たる地位の移転を賃借人に対抗する(地代を請求する等)には、土地の所有権移転登記が必要です(民法605条の2第3項)。借地権者Cの対抗要件(建物登記:借地借家法10条1項)により、底地売買後もCの借地権は継続します。Bが対抗力ある借地権のない土地だと誤認して購入した場合は、Cからの借地権主張に対抗できず(Cが建物登記あれば)大きな損失となります。宅建実務における底地売買の重要事項説明では、①借地権の内容(種類・存続期間・地代・更新条件)、②建物登記の確認(借地権対抗要件の有無)、③地代改定に関する合意の有無、④底地のみの売買か借地権と底地の一括売買かの確認が必須です。底地と借地権の一括売買(等価交換)や底地の借地権者への売却(底地整理)も宅建実務の重要スキームです。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

この問題の関連トピック

  • 借地権存続中の第三者への土地売却

この論点をくわしく読む

関連する問題

ページの先頭へ