権利関係96不動産登記法

宅建士 権利関係 問96:不動産登記法

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-11

不動産登記の種類(主登記・付記登記等)に関する次の記述のうち、不動産登記法の規定によれば、最も適切なものはどれか。

  • 抵当権の移転(債権譲渡等)の登記は主登記として、元の抵当権の登記とは別に独立した登記番号で記録される。
  • 付記登記は主登記に附属して行われる登記であり、主登記と同一の順位を持つため、主登記の後に行われた付記登記は主登記と同じ優先順位となる(不動産登記法4条2項)。正答
  • 変更の登記(住所変更・氏名変更等)は、元の登記を抹消したうえで新たな内容の主登記として改めて申請しなければならない。
  • 差押え(仮差押え・差押え等)の登記は、不動産の所有権の移転を伴うため、甲区(所有権に関する登記)ではなく乙区(所有権以外の権利)に記録される。
正答:付記登記は主登記に附属して行われる登記であり、主登記と同一の順位を持つため、主登記の後に行われた付記登記は主登記と同じ優先順位となる(不動産登記法4条2項)。

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付記登記は主登記(独立した登記)に附属して行われる登記であり、主登記と同一の順位を持ちます(不動産登記法4条2項)。よってイが正答です。

標準試験対策の基準レベル

不動産登記法4条2項は「付記登記の順位は、主登記の順位による。ただし同一の主登記についてした付記登記の相互間の順位は、その前後による」と定めます。付記登記は主登記と同順位で後から生じた変更等を反映させる登記方法です。イは正確であり正答。アについて、抵当権の移転登記(抵当権の譲渡・順位変更等)は元の抵当権の登記(主登記)への付記登記として行われます(不動産登記法4条2項)。「別の主登記として記録される」とするアは誤り(付記登記として行われる)。ウについて、住所・氏名の変更登記(更正登記も含む)は元の登記を「変更」または「更正」する「付記登記」として行われます(不動産登記法規則158条等)。元登記を抹消して再登記する方法は採られません。「元登記を抹消して新たな主登記を申請する」とするウは誤り(変更・更正登記は付記登記で行う)。エについて、差押え・仮差押え等は所有権の移転ではなく「所有権に対する制限・処分禁止の措置」であり、権利部甲区(所有権に関する登記:不動産登記法12条1項の規定による権利部)に記録されます。「乙区に記録される」とするエは誤り(差押えは甲区)。

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不動産登記の種類を体系的に整理します。①主登記(独立した番号の登記):所有権の保存・移転・差押え・仮処分・抵当権の設定等の独立した権利変動。②付記登記(主登記に附属:不動産登記法4条2項):主登記への変更・更正・移転・仮登記の本登記への移行。例:所有権の移転登記への住所変更付記、抵当権の移転付記(抵当権付き債権の譲渡等)、抵当権の変更付記(利息変更等)。③更正の登記:登記の内容に誤りがある場合の訂正(不動産登記法67条)。④変更の登記:登記後に権利の内容が変更された場合(不動産登記法65条)。甲区・乙区の記録内容:甲区(所有権に関する登記:不動産登記法12条1項)には①所有権保存・移転(売買・相続・贈与等)、②差押え・仮差押え・仮処分、③所有権の仮登記が記録されます。乙区(所有権以外の権利:不動産登記法12条1項)には①抵当権・根抵当権の設定・移転・変更・消滅、②地上権・賃借権・地役権の設定・移転等が記録されます。宅建業者が物件の登記記録(全部事項証明書)を読む際は、甲区で所有権の変遷・差押えの有無、乙区で担保権(抵当権等)の有無・残債の確認をします。差押えがある物件は原則として売買前に解除が必要(売買後に競売で所有権が消滅するリスク)であり、重要事項説明での開示と解除条件の確認が必須です。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-06-11)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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