宅建士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

宅建士 宅建業法 問102|報酬以外の費用請求の禁止と例外

問題

宅建士 | 宅建業法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

宅建業者が依頼者から受け取ることができる報酬以外の費用に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、正しいものはどれか。

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正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

宅建業者は原則として「報酬の上限」以外の金銭を依頼者から受け取ることはできません。ただし例外として「依頼者の特別の依頼による広告料・特別の費用」については実費を別途受け取ることができます(ア)。依頼されていない広告費は、実費であっても請求できません(ウは誤り)。謝礼金名目での追加受領も禁止(エ)。依頼のない実費交通費も自動的には請求できません(イ)。アが正答です。

報酬以外の費用請求の原則と例外(宅建業法46条・国土交通省告示)を整理します。原則:宅建業者は、依頼者から受け取れる金銭は「報酬の上限額まで」。例外(別途請求可):①依頼者の「特別の依頼」による広告費。②依頼者の「特別の依頼」による特別の費用(実費)。キーワード:「特別の依頼」と「実費」。選択肢の検証:ア「依頼者の特別の依頼による広告料→別途請求可」→正答。イ「依頼のない現地調査交通費→承諾なく請求可」→「特別の依頼」がなければ請求不可→誤り。ウ「特に依頼されていない広告費でも実費なら別途請求可」→報酬告示第十一①は「第二から第十までの規定によるほか、報酬を受けることができない。ただし、依頼者の依頼によって行う広告の料金に相当する額については、この限りでない」と定め、依頼のない広告の費用は別途受領できない→誤り。エ「謝礼金名目→任意に受け取れる」→「名目のいかんを問わず報酬上限規制」→誤り。

報酬規制の実務的論点:①「特別の依頼」の意味:通常の媒介業務の範囲外で、依頼者が特に要望した場合(例:特定地域への集中広告、海外広告、特殊な現地撮影等)に限られます。通常の広告(ポータルサイト掲載・チラシ等)は「媒介報酬に含まれる通常業務」として報酬の上限内で対応する義務。②「実費」の範囲:特別広告の掲載料・印刷費等の客観的な実費。業者の一般管理費・人件費等は実費に含まれません。③違反した場合の効果:告示の額を超えて報酬を受けることは禁止(46条2項)で、謝礼・調査費・コンサル料等どのような名目でも同じです。違反は監督処分の対象で、罰則は100万円以下の罰金(82条2号)。不当に高額の報酬を要求する行為は、実際に受領しなくても47条2号違反(1年以下の拘禁刑若しくは100万円以下の罰金又は併科:80条)。低廉な空家等の特例との関係(令和6年7月1日施行の告示改正後):代金800万円以下の宅地又は建物の売買・交換の媒介では、媒介に要する費用(現地調査等)を勘案して、依頼者から30万円(税抜)を上限に通常の計算額を超えて受領できます(告示第七)。これは報酬の上限の特例で、報酬とは別に費用を請求できる制度ではありません。依頼者保護の観点から、費用請求は事前に書面で説明・確認することが実務上のベストプラクティスです。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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