問題
宅建業者同士の取引(両者が宅建業者である場合)に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、正しいものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
宅建業者間の取引における特則:①8種制限は宅建業者相互間の取引には適用されません(78条2項)。手付の額の制限(39条)も適用されないので、手付を代金の3割とすることもできます(イは誤り)。②35条書面(重要事項説明書):説明義務は免除されますが、書面の交付は義務付けられています(ウは誤り)。③37条書面:業者間であっても交付義務は変わりません(エが正答)。
宅建業者間取引の特則を整理します。①8種制限(33条の2・37条の2〜43条):宅建業者相互間の取引には適用しない(宅建業法78条2項)→自ら売主業者が宅建業者の買主に売る場合、手付3割特約・クーリングオフ排除等も宅建業法上は制限されない。②重要事項説明(35条):宅建業者が「相手方」の場合は説明は省略可(口頭説明不要)だが、書面(35条書面)の交付は義務(ウの「交付不要」は誤り)。③37条書面:業者間でも交付義務あり(エが正答)。選択肢の検証:ア「業者間でも8種制限全て適用」→業者間は適用除外→誤り。イ「業者間でも手付の額の制限が適用→3割特約不可」→78条2項により39条は業者間取引に適用されない→誤り。ウ「業者間では35条書面不要」→書面交付は必要(説明の省略は可)→誤り。エ「業者間でも37条書面交付義務あり」→正答。
宅建業者間取引の特則(宅建業法78条2項)の詳細:①8種制限の適用除外:78条2項「第三十三条の二及び第三十七条の二から第四十三条までの規定は、宅地建物取引業者相互間の取引については、適用しない」→買主が宅建業者の場合は適用外。これは「宅建業者は十分な知識・能力を持っており保護の必要が低い」という立法理由による。②35条書面(重要事項説明書)の特則(宅建業法35条6項):宅建業者が当事者(相手方)の場合は「説明をする必要はない」(口頭での説明は不要)。ただし35条書面の交付(書類の渡し)は義務(省略不可)。令和3年改正で電磁的方法による提供も可となった(書面交付義務は電磁的方法で代替可能)。③37条書面の特則:業者間でも全面的に37条書面の交付義務あり。「取引に関与した宅建業者」が各々交付する義務を負う。④媒介報酬の規制:業者間取引でも報酬規制(46条・告示)は適用される(報酬規制に業者間の特則なし)。⑤試験で押さえたい誤解:「業者間は35条書面も37条書面も不要」→35条書面は交付義務あり(説明は省略可)・37条書面は全面的に義務あり、という理解が必要。
- 宅地建物取引業法第78条・第35条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

