宅建士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

宅建士 宅建業法 問25|宅建士の秘密保持義務

問題

宅建士 | 宅建業法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

宅建業者の事務所で業務に従事する宅地建物取引士の秘密保持義務に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、最も適切なものはどれか。

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答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

宅建業者の従業者として働く宅建士は、宅建業法75条の3により、正当な理由なく業務の補助で知った秘密を漏らしてはならず、この義務は従業者でなくなった後も続きます。登録を消除されて宅建士でなくなっても同じなので、エが正しく正答です。退職後は適用されないとするアは誤りです。違反すると50万円以下の罰金の対象になるので、イも誤りです。

宅建業法75条の3(宅地建物取引業者の使用人等の秘密を守る義務)を整理します。宅建業者の使用人その他の従業者は、正当な理由がある場合でなければ、宅建業の業務を補助したことについて知り得た秘密を他に漏らしてはならず(1項)、従業者でなくなった後であっても同様です(2項)。宅建士も宅建業者の従業者としてこの義務を負います。ア:退職後も義務は続く→誤り。イ:75条の3に違反した者は50万円以下の罰金(83条1項3号)。この罪は告訴がなければ公訴を提起できない(83条2項)→「罰則が科されることはない」は誤り。ウ:宅建業者が取り扱う顧客の個人情報には個人情報保護法も適用され、宅建業法だけが規律するわけではない→誤り。エ:宅建士の登録の有無ではなく従業者として知り得た秘密かどうかが基準で、登録を消除されても義務は続く→正答。

宅建業法の秘密保持義務は、宅建業者自身の義務(45条:宅建業を営まなくなった後も同様)と、使用人その他の従業者の義務(75条の3:従業者でなくなった後も同様)の二本立てで、宅建士だけを対象とする独立の秘密保持規定があるわけではありません。どちらも「正当な理由がある場合」は例外で、国土交通省「宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方」は、裁判の証人として証言を求められたときなど法律上秘密事項を告げる義務がある場合、取引の相手方に真実を告げなければならない場合、依頼者本人の承諾があった場合などを挙げています。45条・75条の3の違反は50万円以下の罰金(83条1項3号)で、親告罪です(同条2項)。なお、83条1項3号の罪は両罰規定(84条2号)の対象から除かれています。宅建業者は個人情報保護法上の事業者としても顧客情報の管理義務を負い、従業者に対する監督も求められるため、宅建業法の秘密保持義務と個人情報保護法の規律は並行して適用されます。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。