問題
宅地建物取引業者の営業保証金に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、最も適切なものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
営業保証金の供託額は「本店1,000万円+支店1ヵ所につき500万円」です。支店3ヵ所なら1,000万+500万×3=2,500万円でイが正しく正答です。アは本店のみで「1,000万円」が正しく500万円は誤りです。保証協会の社員になった場合、供託していた営業保証金は取り戻し(返還)請求できますがエの「移管」は誤りです。
宅建業法25条の営業保証金の供託額を整理します。①本店(主たる事務所):1,000万円(アは500万円とするため誤り)。②支店(従たる事務所):1ヵ所につき500万円。③支店3ヵ所の場合:1,000万円+500万円×3=2,500万円(イが正答)。ウ:事務所を新設したときは、その事務所につき政令で定める額(500万円)の営業保証金を供託しなければならない(26条1項)。供託した営業保証金は、その業者と宅建業に関し取引をした者(宅建業者を除く)の債権全体の弁済に充てられるもので(27条1項)、増設後の取引に限られるわけではない→誤り。エ:保証協会の社員となった業者は営業保証金を供託することを要しなくなり、供託していた営業保証金を取り戻すことができる(64条の14第1項)。保証協会へ「移管」する制度はない→誤り。
営業保証金制度(宅建業法25条〜30条)は、宅建業者と取引をした者の債権を供託金から弁済する制度です。供託先は「主たる事務所のもよりの供託所」(25条1項)で、額は主たる事務所1,000万円、その他の事務所ごとに500万円の合計額です(宅建業法施行令2条の4)。国債証券・地方債証券その他国土交通省令で定める有価証券で充てることもできます(25条3項)。供託したときは供託書の写しを添付して免許権者に届け出なければならず(25条4項)、届出をした後でなければ事業を開始できません(25条5項)。事務所を新設した場合も同様で、新設した事務所分の営業保証金を主たる事務所のもよりの供託所に供託し、届出をした後でなければ新設した事務所で事業を開始できません(26条1項・2項による25条の準用)。26条に「何週間以内」という供託期限の定めはありません。保証協会の社員となった業者は営業保証金を供託することを要しなくなり、取り戻すことができます(64条の14第1項)。この取戻しには、30条2項の6月以上の公告は必要ありません(64条の14第2項は30条3項だけを準用)。還付を受けられるのは「宅建業者と宅建業に関し取引をした者」で、宅建業者に該当する者は除かれます(27条1項)。
- 宅地建物取引業法第25条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

