問題
宅建業法の8種制限と民法の規定の関係に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
8種制限は「買主を保護する最低基準」を定める強行規定です。買主に有利な内容(担保責任期間の伸長等)は許容されます(イが正しく正答)。買主の承諾があっても8種制限を全て排除することはできません(エは誤り)。消費者契約法のクーリングオフとは異なる規定です(ウは誤り)。
8種制限と民法の関係を整理します。ア:8種制限は民法の特別法として一部優先するが、「一切適用されない」わけではなく民法も並行適用される→誤り。イ:8種制限は「買主に不利な特約の禁止・無効」を定める規定であり、買主に有利な方向での変更は許容(例:担保責任2年以上への伸長特約は宅建業法上問題なし)→正答。ウ:消費者契約法にはクーリングオフの規定はなく(同法は不当な勧誘による取消しや不当条項の無効を定める法律)、宅建業法37条の2は宅建業法独自の規定→「消費者契約法のクーリングオフ規定と同じ内容」は誤り。エ:8種制限は強行規定(買主の承諾があっても排除不可)→「任意規定・承諾で排除可」は誤り。
8種制限(33条の2・37条の2〜43条)の多くは、「買主に不利な特約は無効・有利な特約は有効」という片面的強行規定です(例:37条の2第4項、39条3項、40条2項、42条2項)。民法との関係:8種制限は民法の特則であり、特則に定めのない部分には民法が適用されます。例えば契約不適合責任では、民法566条(買主が不適合を知った時から1年以内に通知)が原則で、40条は「引渡しの日から2年以上」とする特約を除き、民法566条より買主に不利な特約をしてはならないと定めます(40条1項)。これに反する特約は無効で(40条2項)、民法の規定に戻ります。消費者契約法との重層構造:宅建業者と個人の消費者との契約であれば、消費者契約法も重ねて適用されます(例:事業者の損害賠償責任を免除する条項の無効(8条)、消費者の利益を一方的に害する条項の無効(10条))。なお、消費者契約法にはクーリングオフの規定はありません。
- 宅地建物取引業法第37条の2e-Govで原文を読む
- 民法第566条e-Govで原文を読む
- 消費者契約法e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

