宅建士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

宅建士 税その他 問31|所得税の譲渡所得・長期短期の区分

問題

宅建士 | 税その他 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

不動産の譲渡所得に係る所得税の長期・短期の区分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

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正解は ウ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

長期・短期の区分は「譲渡した年の1月1日現在における所有期間が5年を超えるかどうか」で判断します(ウ正答)。取得日から5年超ではなく、判定基準日が「1月1日現在」という点がポイントです。取得日から5年を超えていても、譲渡した年の1月1日で5年以下なら短期になるので、「取得した日から5年を超えて譲渡すれば長期」とするイは誤りです。長期・短期とも分離課税で他の所得と合算しません(エ誤り)。

不動産の譲渡所得の長期・短期区分(租税特別措置法31条・32条):「譲渡した年の1月1日現在における所有期間が5年を超えるか否か」で判断します(ウ正答)。例えば令和7年3月に売却した場合、令和7年1月1日時点での所有期間が5年を超えていれば長期です。アの「3年超」は誤りです。イは「取得した日から5年を超えて譲渡した場合」に長期になるとしていますが、判定は譲渡した年の1月1日現在の所有期間で行うため、取得日から5年を超えていても短期になる場合があり、イは誤りです(税率の部分は正しい)。長期譲渡所得の税率は所得税15%・住民税5%の計20%(分離課税)、短期は所得税30%・住民税9%の計39%です(宅建試験では、所得税額にかかる復興特別所得税は通常考慮しません)。いずれも他の所得と合算しない分離課税です(エ誤り)。

「譲渡した年の1月1日現在の所有期間」という基準は実務上重要な落とし穴です。例えば平成30年1月10日に取得した不動産を令和5年12月25日に譲渡した場合、令和5年1月1日現在の所有期間は約4年11ヶ月(5年未満)となり短期譲渡所得となります。翌年の令和6年1月1日まで待って売却すれば長期になるため、税負担が大きく変わります(短期39%→長期20%)。この「1月1日基準」のため、12月に売却するか翌年1月以降まで待つかで税額が大幅に異なるケースが生じます。不動産を相続(限定承認を除く)で取得した場合の所有期間は、被相続人の取得日から通算されます(所得税法60条1項1号)。贈与で取得した場合も同じ号により、贈与者の取得日から通算されます。長期譲渡所得(20%)と短期譲渡所得(39%)の税率差は約19%ポイントであり、3,000万円の売却益がある場合に約570万円の税額差となります。宅建試験では「1月1日現在・5年超=長期・分離課税」の3点セットが重要です。

この問題の根拠出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。根拠・出典:出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)公表の出題範囲(宅地建物取引士試験)を参照した合格ナビ独自作成各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映しています(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトはRETIOと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。宅地建物取引業法・改正民法・借地借家法・建築基準法・都市計画法・盛土規制法(R5)・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。

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